北田勝久、王道を往く!

熱く!パワフルに!そして時にはホロリ…とする北田の毎日の”なるほど”のおすそわけ。

闘病記 (6) ~ ICUで情緒不安定に・・・(汗)

[2012/7/27 14:07.15 | Comments(0)]

手術前日に、ICU(集中処置室)の見学がありました。

いろんな治療するための機械の音が聞こえたり、
照明が明るかったり、通常とは異なり、特殊な
環境なため、手術の後、ICUに入ってから
暴れたり、騒いだり、勝手に点滴を外したり、
幻覚が出たり、etc. する人も多いという、
説明がありました。
 
「僕は、そんなにはならないよ・・・!」
と思っていたのですが、恐怖(マイナス思考)の
影響でしょうか ・・・・・・。
 
ICUに居た時のことを、何度も思い出そうとしますが、
それが、現実に起こっていたことなのか? 
寝ている時にみた夢なのか?
幻覚なのか?
自分でもわかりません。
 
・・・なので、今日、このブログに書くことは、
夢、幻覚かもしれませんので、
 
「北田はバカなこと、考えてたんだな!」

笑い話として読んでください(汗)
  
  
   
*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***

僕が麻酔から目覚めたのは、手術翌日の午前10時頃。
僕のベッドの真正面の柱に時計が掛かっていたので
時間は、自分で確認することができました。
 
家族が面会に来てくれる時間(午前11時)まで、
また眠ろうと思って、眠ったのですが、目を覚ますと
時計は、午前10時5分???

「あれ?あんなにぐっすり眠ったのに、時計の針が
 殆ど進んでない?もしかして、半日が過ぎちゃった?
 1日が過ぎちゃった?本当はどうなんだろう?」
 
頭の中がグルグル・・・。
そんなことを考えているうちに、また、眠ってしまい、
再度、目覚めた時の時計の針は、3時過ぎ・・・。
 
看護師さんに聞いてみた。

「午前11時に家族は面会に来たんだろうか?
 来たんなら、どうして起こしてくれなかったの?」
「ご家族は来られていませんよ~」
「そんなことないよ。必ず行くって言ってたし・・・。」
「いえ、来られていないですね。」
 
僕の不安な気持ちがムクムク・・・。
普段では考えないようなマイナス思考が・・・。
 
「家族に何かあったのだろうか?
 看護師さんが、意地悪しているんだろうか?
 それとも、僕に言えない他の理由が?」
 
そんなことを悩んでいると、面会時間の午後4時になり、
妻と長男が来てくれました。
妻は、「良かったね!」と言いながら、涙を流していました。
長男は、無言で僕のことを見ていました(何か言えよ~)。
僕は、「ありがとう!」と言った後に、何を話したのか?
良く覚えていません。
訳のわからないことを、一生懸命話していたそうです。
 
※ 家族は、手術後に執刀医から
   「夕方まで眠らせておきます。」
  と言われたので、午前11時の面会に来ずに
  午後4時の面会に来たことが、後日わかりました。
 
ICUでの面会は、お医者さんや看護師さんが、
いろんな処置をするので、家族も長い時間は
居ずらいらしく、精々30分ほどの面会です。
 
家族がいれば安心して落ち着いているけれど、
帰ってしまうと、また、恐怖がムクムク(笑)
情けなーーーい!
  

*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***
   
手術2日後だったでしょうか?
酸素吸入のための管が喉に入っていた影響で
声がかすれて出ないんです。
 
それで、ある男性看護師さんが、筆談しようと
ボールペンとクリップボードを持ってきてくれて
僕は、左手にクリップボード、右手にボールペンを
持って書き始めたのですが、クリップボードが重く
(用紙もたくさん挟まれていた)、手術で切断した
肋骨(胸)に激痛が走ったんです。
 
「この看護師、僕がどんな手術したのか?
 知らないのか?こんな重い物を持たせやがって! 
 『すみません』 の一言もない!
 それともわかっていてやったのか?」
 
その瞬間、近くにいた医者2人も、すーっと
居なくなり、その看護師も居なくなり、
僕は思いっきり不信感を持ちました。
 
さらに、激痛が治まらないうちに、看護師2人が
やってきて、「ベッドのシーツを変えましょう。」
というので、「なぜ、激痛がある時に、そんなこと
やるんだ!?」と拒否してしまったんです。
 
それからというもの、

「このままここに居たら、殺されるかも?
 命のコントロールなんて、医者にとってみれば
 簡単なことだから・・・。
 でも、医者と看護師の機嫌を損ねたら、大変な
 ことになる・・・。」
 
なんて考えるようになりました(すみません)。
 
 
また、ICUにいると、機械の音というよりも
お医者さんや看護師さんの会話が、
良く聞こえてくるんです。
もちろん、私語(家庭の話、飲み会の話)もあったり、
リーダーの看護師が掃除の号令を掛けている声が
聞こえたり・・・。

「患者がこんなに苦しんでいるのに、
 何やってんだ!?煩せーよ!」

と思ってしまったり、
 
また、あるお医者さんが、

「看護師のミスが大変なことになるんだよ!
 しっかり教育しておいてもらわないと!
 これを誰が責任取るんだと思ってるの?」

誰かに怒りの電話しているのが見えたり・・・。
 
「クリップボードのことかな?」

なんて、考えてしまいました。
 
 
ここまで来ると、現実と夢、現実と幻覚が
ごっちゃになっているようにも思うのですが・・・。
(笑ってやってください!)
 
  
そんな僕の情緒不安定な姿を察したのでしょうか?
ICU内の個室にベッドを移動することになりました。  
個室に入ると、外部の音・話し声は、全く耳に
入りません。
 
     
*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***
 
この個室でも、麻酔科の先生が、痛み止めの点滴の針を
差し替えに来た時のこと、持ってきた針が太いのか?
細いのか? うまく入らず、
 
「これしか持って来てないんだよ。
 やばいな~・・・。ICUに針ないかな?」

と言ったと思ったら、その先生の携帯に電話が入って、
 
「〇時に△△で待ち合わせね。」
 
僕は、
 
「こんな病院で針がないなんて信じられない!
 患者の前で、飲み会の電話するんじゃない!
 (飲み会の電話と決め付けてしまっている。)」
 
って、思ってしまったんです。
またまた、恐怖がムクムク・・・。
 
 
*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***
 
次は、可愛い看護師さんにお詫びをしなければ
ならない話です。

午後7時頃だったと思います。
なぜか、その日は家族が面会に来ていないと
思ってしまったんです。
 
「家族、面会に来ていませんか?」
「来られていませんよ。」
「おかしいな~!毎日来ると言っていたんです!」
「本当ですよ!
 北田さんは、私を信用できないんですか?」
「当たり前じゃん!他人のあなたと家族なら、
 家族を信用するに決まってるじゃん!」
 
僕が喧嘩ごしに言うものだから、自宅に電話して
妻を呼んでくれたんです。
 
「今日は午前11時と午後4時に2回も
 面会に来てるわよ!どうしたの?」

という妻の一言。
 
看護師さん、本当にごめんなさい!
この看護師さんは、夜の担当で、日中に面会にきた
家族とは会っていなかったんです。
 
「やっぱり、俺、おかしくなっちゃった・・・(汗)」
 
と思ったのでした。
 
※ 後日わかったのですが、この看護師さんと
  僕が行っている美容院が、同じだったんです。
  ビックリ!
 
 
*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***
 
こんな中、僕がとても信頼していたイケメン看護師が
居たんです。 
 
身長180位、大学を卒業して2年目、爽やかで、
患者(僕)の気持ちを良く理解しているというか、
愛情を持って接してくれている。彼の言うことは、
素直に聞くことができたんです。
 
ICUの個室で、初めてベッドを降りて、歩く練習を
させてもらったり、歯磨きをさせてもらったり、
本当にお世話になりました。
 
男が見ても、惚れ惚れするようなイケメンなので
 
「看護師を辞めないかな?
 彼なら営業もできるだろう。
 うちの会社に来てくれないだろうか?」
 
なんてことも考えたのでした。
 
「バカなこと考えてるんじゃないわよ。
 そんなことより、先生や看護師さんのことを
 良く聞きなさい!」
 
と妻に言われてしまいました。
 
ICUを出て、病棟に戻ってから、一度、エレベーターの
中でバッタリ会ったのですが、
 
「その節は、お世話になりました。」

と言うのが精一杯で、今でも、
「彼ともう一度会って、ゆっくり話がしたい!」
と思っているくらいです。
 
 
*** 現実?夢?幻覚?それとも? ***
 
自分でも、頭がおかしくなったかも?と思うくらい
我ながら情けなくなったりしていたのですが、
手術3日後の6月8日(金)にICUを出て、
病棟に戻りました。
 
僕は「回復に向かっているんだ!」と思ったのですが、
家族に聞くと、

「看護師長さんが、『北田さんが、情緒不安定に
 なっているので、早目に病棟に戻しました!』
 って言ってたよ。」

・・・と。 思わず冷や汗が・・・。
 
 
 
いろいろ書きましたが、今思えば、現実と夢が
ごっちゃになっていて、幻覚では?と思うことも
多々あります。
 
病棟に戻ってしまうと、ICUのお医者さんや
看護師さんとは、偶然でもない限り、
お会いすることができないので、お礼さえも
直接言えていません。

大変お世話になったICUのお医者さん、看護師さん、
きっとこんな患者に苦労したと思います。
感謝しています!!!
ありがとうございました!
 
 
 
さて、次は、病棟へ戻ってからの話です。
まだまだ、ドラマがあります!
もちろん、恐怖心はなくなりません。

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