2026/09/28
「ほどほど感」にならないキャリアを目指す!
Uさん(60歳) 情報システム/大学法人
「自分はこうはなりたくない」 はじめての転職
私は過去に一度転職経験があります。
新卒で入ったメーカーにて社内SEとして30年ほど勤めた50代前半のころ、当時まだ存在していた55歳での役職定年制度を目の前にして、今後のキャリアパスを考え出したのがきっかけです。
そのころになると、かつての上司が続々と定年を迎えることになるのですが、転職や転籍、出向等で新天地に移った上司はイキイキと働いている反面、会社に再雇用で残った上司は、「ほどほど感」の働き方(給与、モチベーション、責任感、残業等、働き方に関する部分すべて)が目につきました。
かつて尊敬して自分をリードしてくれた上司がそのように変わっていく姿を見て、愕然としたのを覚えています。
また、自分自身のキャリアでの夢としてITで社内をリードできる立場(CIOや部門長)になってみたいという思いもありました。
かつての上司を反面教師に、自分はこうはなりたくない、自分は違う道を歩むと心に決め、転職活動を始めたのは53歳の時でした。
そのときは転職そのものが初めてで手探りの状況でしたし、プライベートでは社会に出ていない子供も抱えていて、失敗できないという意識が非常に強かったです。まだ自分が選べる立場というおごりもあったのでしょうか、書類エントリーした企業様は70社を超え、結局転職を果たしたのは57歳になってからでした。
幸いにして複数社から内定をもらいましたが、ずっとクライアント側にいた自分にとって、セリング側のベンダーで稼ぐ自信が持てなかったことと、社内SEとしての醍醐味は”ユーザーからの「ありがとう」がモチベーションの源泉”なので、メーカーの社内SEとしての道を選びました。そこでは望んでいた組織とポジションを用意いただき、そこで頑張ってみることに決めました。
「ほどほど感」への不安と2度目の転職活動
転職先では3年半頑張りましたが、再雇用契約2年目の契約を前に、部門長のポストを後任に譲ること、および業務内容の見直しを打診されました。
定年を超えて働いている以上、どこかでポストオフする覚悟は持っていましたが、65歳までを一区切りに頑張ろうと考えたとき、転職後の期間よりも長い、「まだ4年もある」という気持ちと、かつての上司を見て感じた「ほどほど感」に自分もなっていくのだろうかという不安が心をよぎりました。
60歳定年を超えて最初に再雇用契約を締結したときに感じたのは、「自分の居場所探し」、いわゆるアイデンティティの確立がモチベーションにつながるということでした。
そのころになると子供も全員社会人となって、プライベートでも背負っているものがなくなって、肩の荷がすごく軽くなっていました。したがって、給与などの待遇面はほどほどでも良かったのですが、ポジションや役割の「ほどほど感」はやはり堪えがたいものがありました。
失うものはあまりないとはいえ、無職になって次のステージを探すことは不安でしたので、再雇用契約を担保しつつ、転職活動を始めてみることにしました。
60歳を超えて感じた「転職活動の壁」
以前の転職活動同様、転職サイトと転職エージェントに複数登録してみました。
しかしながら60歳を超えてのIT人材はベンダーやSES、コンサルなどセリング側への門戸は開かれているものの、クライアント側(社内SE)の求人はとても少ない状況でした。さらに、求められるキャリアも非常にニッチで、針の穴を通すような求人検索が続きました。
以前と違って大手エージェントはAIマッチングが主流ですが、職務経歴書と求人票を機械的にマッチングするため、ベテラン歓迎なのか、過去にシニア人材の採用歴があるのかなど、求人の背景がわからない点が多々ありました。そういう情報を聞き出せないサービスは今回使えないかもしれないという意識を強く持ちました。
したがって、スカウトサービスで紹介された案件でないと、先方のニーズとのマッチング感もつかめず、途方に暮れていました。
不安から始まった、オフ・ビートの北田さんとの出会い
そんな折、オフ・ビートの北田さんからお声かけいただき、案件をご紹介いただきました。
最初感じたのは、「東京のエージェントだったので関西の案件は大丈夫かな?」ということです。
また、ご紹介いただいた案件は自分のメインキャリアであるメーカーの社内SEではなかったので、あまり興味を持てなかったのが正直なところでした。
ただ、お話をお聞きしているうち、先方のニーズと自分のキャリアがマッチする部分もあるということを気づかせていただき、とりあえずエントリーしてみようと思いました。
履歴書・職務経歴書を丁寧に添削していただき、エントリーしていただいたところ、書類選考通過というご連絡がありました。
まだそのときには、キャリアが生かせるのか、求人元のお役に立てるのか半信半疑でしたが、せっかくのご縁なので、1次面接で双方がマッチングを確認して判断しようと決めました。
不安は払拭され、サードキャリアへ
1次面接を通過し2次面接の前に、北田さんにはわざわざ大阪に足をお運びいただき、お会いすることができました。
そこで、北田さんが和歌山ご出身だということをお聞きし、関西での共通項もございましたし、求人選考先を訪問してお聞きになったことも、詳しくご説明してくださいました。
おかげさまで自分の不安もだいぶ払拭されて、落ち着いて2次面接に臨むことができました。また、こまめなフォローのご連絡をいただいたこともありがたかったです。
2次面接が終わって間もなく内定通知があり、現職場には再雇用契約を更新しない旨伝え、サードキャリアに踏み出すことを決意しました。
どんなキャリアを目指すのか
転職を考えるにあたっての軸は人それぞれですが、私は「ほどほど感」にならないキャリアを目指すのを最優先しておりました。
自分ではセカンドキャリアにて走り切るつもりでしたが、自分の思っていたキャリアと違った方向に進みそうだったところで、今回の出会いがありました。
そういう意味で、タイムリーかつマッチング度の高い案件をご紹介いただいた北田さんには本当に感謝しております。
これからも良きパートナーとして、私のキャリアに伴走していただけることを願っております。
コンサルタントのコメント
1次面接から2次面接までの期間が長くてお待たせしてしまいました。
求人企業様のことをしっかり調べて、より多くの情報を入手してより良い判断をしようという強い気持ちが私にも伝わってきました。
また「ほどほど感にならないキャリアを目指す!」これには私も大いに共感しています。
ただ同年代の方々の中には、そう思っていても実現しないケースも多く、そういう人達の思いも含めて、転職先では是非頑張って下さい。応援しています!
