2025/05/20

あの人のようにはなれない？

ある部長さんがボソッと私に話してくれました。

Aさん：
「部下の人達と話している時に、『Aさんのようにはなれないです』　って時々言われるんです。『僕のようにならなくていいんだよ』　と話すんですけれど・・・。」

北田：
「他の人からも時々聞きます。過ごしてきた時間やその時々の背景が違うのだから 『なれない』のはむしろ当たり前なのですが、目の前にいる『あの人』だけを理想化してしまうというか、どうしても見えている部分だけで自分と比較してしまって悩んでしまうのかもしれません。」

Aさん：
「プロ野球選手にもいろんな選手がいるじゃないですか！？　みんなが大谷翔平になれるわけではないし、ならなくても良いと思うし、もっと違う特徴のある選手がたくさん出てくれば良いと思いますよね！？」

北田：
「その通りです。逆に『なれない』と思った時がチャンスというか、あの人と同じ道ではなく、『自分自身の道を見つけるチャンスが来ているんだ』と思ってほしいですね。自分なりのやり方を探して、悩んで試して、また悩んで試して、成長していくのだと思うのです。」

Aさん：
「それをどうサポートしてあげるかが、私の仕事になるんでしょうね！」

私自身もある人に「人材紹介の仕事をやってみたらどうですか？」と話した時に、「北田さんのようにはできないですよ。」と言われた時がありました。
「え？自分ってそんな特別なことをやってるんだっけ？」と悩んでしまうこともあります。

けれど、みんな 誰かのコピーになるために生きているわけではないはずです。
目標にする人や憧れの人を持つことは良いことだと思うし、そういう人の意見やアドバイスを聞いて自分の糧にすることも大切だと思いますが、あくまでも人は人、自分は自分！　自分の道を探す勇気を持ちましょう！

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