2026/09/29
30代で大手企業を辞めて・・・!?
カテゴリー 北田勝久、王道を往く!|ブログ
タグ
どんな人物がマッチするのか?
求人をいただく時に、求人票だけでなく、どんな人物がマッチするのか?をイメージするために色々な質問をさせていただきます。
「どんな会社から転職してきた人が活躍していますか?」
「活躍しているのはどんな人物タイプですか?」
「活躍しているタイプに傾向はありますか?」
「逆にうまくいかないタイプはどんな人ですか?」 etc.
先日も訪問させていただいた会社様でも同じような質問をしてみたところ、
「うちの会社は、30歳代で大手企業を辞めて、その後いくつかの会社で、難しい環境の中でも少しは成果を上げてきた人材が良さそうです。」
という回答があって、「面白い!」と思ったので、これについて考えてみました。
「大手企業出身者がほしい」のではない
これはきっと、単に「大手企業出身者がほしい」という話ではないのだと思います。
むしろ、大手企業を辞めた後、大手企業での経験をベースにしながらも、どのような環境で、どのように仕事をしてきたのか。そこに関心があるのだと思います。
大手企業には、会社のブランド力や知名度、仕事を進めるための仕組み、予算、専門部署など、さまざまな経営資源があります。
もちろん、その中で成果を上げることも簡単ではありません。しかし、会社の看板や組織の力を活用できる環境にあることも事実です。
ところが、そこを離れると状況は変わります。
会社の知名度がない。人が足りない。予算も限られている。仕事の仕組みも整っていない。前職では当たり前にできていたことが、次の会社では簡単にはできない。そんな環境で、どうやって仕事を進め、成果を出してきたのか。
今ある条件の中で行動する
さらに、興味をもったのは、「その後いくつかの会社で」という部分です。
複数の会社を経験すれば、それぞれの会社で文化も仕事の進め方も違うことを実感します。前の会社で通用したやり方が、次の会社でも通用するとは限りません。
その経験を通じて、「前の会社ではこうだった」と主張するのではなく、「この会社では、どうすれば成果を出せるのか」と考えられるようになる。そうした柔軟性や環境適応力を期待しているのだと思います。
そして、最も気になったのは、「難しい環境の中でも少しは成果を上げてきた」という言葉です。
「大きな成果を上げてきた人」でも、「華々しい実績を持つ人」でもなく、あえて「少しは成果を上げてきた人」と表現しているのはどうしてなのでしょう。
ここには、この企業側の採用に対する現実的な考え方が表れているように思いました。
おそらく、この会社も決してすべての環境が整っているわけではないのでしょう。人や仕組み、予算など、さまざまな制約がある。
そのような環境では、整った組織の中で大きな成果を上げてきた人が、必ずしも同じように活躍できるとは限りません。
必要なのは、足りないものを指摘するだけではなく、今ある条件の中で何ができるかを考え、実際に行動できる人です。
つまり、「会社に何とかしてもらう人」ではなく、「自分で考え、周囲を巻き込みながら、何とか仕事を前に進める人」なのだと思います。
うまくいかなかった時に何をしたのか
採用面接では、どうしても売上実績やマネジメント経験、過去の成功事例などに注目しがちです。しかし、この企業様の場合、それ以上に知りたいのは、「うまくいかなかった時に何をしたのか」、ということではないでしょうか。
人が足りない。予算がない。上司の理解が得られない。商品力や知名度が十分ではない。
そんな状況で、何を考え、どう行動し、何を変えたのか。たとえ大きな成果ではなくても、難しい環境の中で少しずつ前進してきた経験には、その人の仕事に対する姿勢が表れます。
この会社が求めているのは、完成されたエリートというよりも、大手企業の組織力を知りながら、その外に出たときの厳しさも経験してきた人なのだと思います。
もちろん、30代で大手企業を辞めた人や、転職経験が多い人が、必ずしもそうした能力を持っているわけではありません。重要なのは経歴そのものではなく、その経験を通じて何を学び、どのような仕事の仕方を身につけてきたかです。
これは、ほんの一例です。
どんな会社にも、いろんな背景と現状があって、タイミングによっても求められる人物像が異なります。
採用とは、単に優秀な人を探すことではなく、その会社が置かれている環境や課題を理解し、その中で力を発揮できる人を探すことでもあるのです。
そんなことを考えながら、日々精進です。
もう9月も終わってしまう💦 精一杯走ります👊

カテゴリー
タグ
