ルールが無くても動ける人が欲しい!?

ある役員さんとのお話。

役員さん: 「北田さん、ルールが無くても動ける人が欲しいんです。」

北田: 「どういうことですか?」

役員さん: 「常にルールは変わるものという前提で、そのタイミングにベストなやり方で仕事をしてくれる人です。」

北田: 「もちろん、ルールは作った時点が最善で、その後は陳腐化していくことが多いですが、その人は良くても、それについて行く人は大変ですよね~。」

役員さん: 「でも変化が大きいこの時代には、そういう考え方で仕事をして行かないと、うちの会社なんかすぐに衰退しちゃいます。」

北田: 「またまた難題を・・・(;^_^A」

役員さん: 「もちろん、全員がそういう社員にならなくても良くて、会社を牽引していく人材にはそういう所を期待したいと思うんです。一般社員にとっては、ルールが多くてその通りやっていれば問題なし、という状態の方が安心して仕事ができますよね。ただ、その比率が大きくなると、変化に対応できなかったり、新しいアイデアが出てこなかったり、何よりも観察力、思考能力や行動力が劣って行ってしまうように思うんです。」

北田: 「そうですよね~。バランスが必要と言うか、業績が良い時こそ、そんなことを考えないといけないですね~。」

役員さん: 「『今の会社は古い体質で変化を怖がるんです。』というような理由で転職を考えている人がいたら是非紹介して下さい。どんどん改革をやって自分自身の能力を高めたいと言う人です!簡単ではないですけどね(笑)」

そんな会話をしながら、僕は初めて中国・上海へ行った時のことを思い出していました。交差点で信号無視をする人がとても多かったのですが、バイクも自転車も人も、みんな何食わぬ顔で通り過ぎて行くので、「自分もやってみよう!」と信号無視で渡ってみたら、ブッブー!ブッブー! とクラクションの嵐に見舞われました。その時、「自分の能力は低いんだな~ 上海の人の方が断然能力が高いかも!」と思ったのでした。
なので、ルールを作れば作るほど、人間の能力が落ちて行くんじゃないか?と(笑)

もう一つ、ある役員さんが、中途入社してくる人達に

「最初に感じる違和感を忘れないで欲しい!」

と話していると言うことも思い出しました。

さて、ゴールデンウィーク直前、自薦&他薦問いません。
面白い挑戦をしたい! という人からのご連絡をお待ちしています。

Facebooktwitter
TOP