花火の魅力を知ろう!|第51回 北田会 in 東京

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2024年2月16日(金) 第51回 北田会 in 東京 を、開催しました。

1月に大阪で開催した50回記念の会に続き、51回目は東京での開催となりました。

冬ですが、どちらかというと夏の風物詩「花火」についてお話いただいたのは、花火鑑賞士の大杉健一さんです。

花火をメインディッシュに!

花火、と聞いたら誰でも思い浮かべる光景があるほど、身近なものに感じますが、では「花火鑑賞」となると、そこには楽しみ方や奥深さも違うものがあるように思います。
今回、大杉さんがお話してくれたことは「花火をメインディッシュに!」をテーマにした花火あれこれです。

約45分間、お話してくださった花火についての魅力、歴史、技術的なこと、花火大会のことなどは、すべてお伝えできませんが、特に印象に残ったお話を駆け足で紹介させていただきます。

花火の魅力

花火の魅力は、なんといっても「迫力」「美しさ」そして「儚さ」。
夜空に、大きくまんまるに開いてそして一斉に消えてゆく様々な形や色とりどりの花火。
作るのにはたくさんの時間をかけ、観られるのはたった数十秒。それが花火の魅力。

大杉さんが花火を好きになったきっかけは大阪PL教団の花火で、特にラストの花火が素晴らしく魅了されてしまったそうです。
全国津々浦々、年間50箇所くらいの花火鑑賞をしつつ、他にも日本の定期便就航空港制覇と、鉄道全線制覇なども目指し、国内旅行業取扱管理者の資格などもお持ちですが、仕事はIT企業にお勤めというなんともパワフルで素敵な方です。

花火鑑賞士って・・・。

さて、花火鑑賞士という言葉を、実は初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
花火鑑賞士は、「花火を、観る側として楽しんで、日本の花火文化の普及に貢献する」ということを目的にしていて、認定試験があります。
花火の映像をみて、その名前(玉名)を当てる試験です。

花火の名前は、火のつく順番でその名前がつけられていて、例えば「昇曲導付き 五重芯 変化菊」など、もっともっと長い名前の花火もあるのですが、本来は名前にはこだわらず楽しめばいいそうです。
今のように動画をみて「あ~この花火のことか。」という時代ではなく、映像のなかった時代に”どんな花火か”を表すために名前がつけられたそうです。それはそれで風流ですね。

打ち揚げ花火あれこれ。

さて、花火にはまんまるに開くもの、昼間に揚がるもの(煙に色がついているそうです)、半割物(小さい花火がいっぱい揚がるもの)などがあり、それぞれ動画で説明していただきました。
百聞は一見にしかずで、動画で花火が揚がっただけで会場は「おぉ~~~!」という歓声が上がりました。花火ってほんとに魅力的です。

また、打ち揚げ花火の大きさを説明するのに5号玉の見本もお持ちいただきました。
5号玉は打ち上がった時に約1,000倍に広がるそうで、隅田川で揚がる一番大きな花火が5号玉だそうです。
それから10号玉(写真では地球儀の風船)は、だいたい大きさ重さともにスイカをイメージしてください。
この大きさだと都内で揚げるのは難しいそうです。 なぜなら花火には爆発しても影響が出ない距離に対応した大きさの上限があるんですね。

日本で最大の花火は4尺。とてつもない大きさです。笑

また、最近の花火トレンドは、「パステルカラー」「時差式」「八方咲」だそうです。調べてみてくださいね。

花火の競技でいう「よい花火」の条件は、”一番上に揚がった時にパッと開き、開いた時はまんまるで、飛び散る時は放射線状にまっすぐ飛んで円形に広がり、そして先端が一斉にパッっと消える。”

そんな花火を想像できますか? こんなパーフェクトな花火に出会えるのは大杉さんでも年に1回あるかどうかだそうです。

一生に一度の花火

楽しいお話ばかりで長くなりそうなので割愛するのが残念ですが、花火大会について触れておきます。
日本にある花火大会は4つ。
1. 競技会(花火のきれいさを競う)
2. 奉納や祭(余興)
3. 供養(戦争でなくなった方や、ご先祖様への供養など)
4. 興行、催事、記念行事(音楽に合わせて花火を揚げるなど)

そろそろ花火大会に行きたくなってきたタイミングで、もし花火大会に行くなら。。。というお話もしていただきました。
湖畔や海辺のホテルの部屋から、または豪華客船から花火を観るなら高額を覚悟しなければなりません。有料観覧席で観るのがおすすめです。

そして、一生に一度、花火を観に行くとしたら、やはり、長岡まつり大花火大会か、大曲の全国花火競技大会だそうです。
長岡の花火は開花幅が2kmにもおよぶ花火など、圧倒的な花火量でテンポよく花火を楽しめ、大曲はよりすぐりの煙火店が作った最高品質の花火を観ることができます。

その他にも大杉さん個人的におすすめの通ならではの花火大会なども教えていただきました。

質問がいっぱい!

さて大杉さんにたっぷりと花火についてお話いただいたあとの質問コーナーでじゃんじゃん手が挙がります!
隅田川のすぐそばに住んでいるSさん、「隅田川の花火のオススメの鑑賞スポットは?」
-「隅田川はあきらめてください」と大杉さん。笑
建物がたくさんありますからね。

地元が福井のTさん、「キャラクターの花火ってどこから観てもきちんとキャラクターに観えますか?」
-正面からしかちゃんとした形で見えません。

大阪出身、PLの花火大会を遠くからしか観たことのないIさん、「海外の花火大会はどうですか?」
-日本の花火大会だけで手一杯だし日本の花火が好きです。 ←年間50回ですから、海外まで手が回りません。笑

鎌倉からきたKさん、「今年は鎌倉花火大会が開催されて楽しみです。花火って健康にもいい影響ありますか?」
-リラクゼーション効果はわかりませんが、駅から軽く往復1時間とかかかりますので運動になることは確かです。

Mさんから「花火を観る時、口があいてしまうのはなぜでしょう?」
-感動する時はみんな口があいちゃうからでしょうか? 
花火師さんからは観客の声がよく聞こえるので、打ち上げた花火の反応(歓声)はちゃんと聞こえているそうです。

その他にも、花火が時間差で開いていくのはどうして?とか、花火に特許はあるの?とか、煙火店の儲けのしくみとか、etc.、本当にたくさんの質問が出ました。
みなさんが興味津々で聞かれていたのが伝わってくる時間でした。

大杉さん、ありがとうございました。

花火鑑賞士ということで花火の鑑賞の仕方はもちろん、花火の歴史、煙火店の事情まで幅広ーーーく、みんなの疑問にもお答えいただいて、本当にありがとうございました。
好きであることを極める。 ということが本当に素晴らしいなぁ。と思いながらお話を聞かせていただきました。

お話の中で印象に残ったのは、花火が平和の象徴であるといこと。
花火が存在するのは国連加盟国193国中、わずか30カ国。玩具花火はさらに15カ国のみ。

火薬が簡単に手に入ることになるので、危険を伴うことでもあるのですね。
それが店頭に売っているというのは、平和だということ。

庭先の小さな花火から、4尺玉の揚がる大きな花火大会まで、いつまでも花火の文化が続きますようにと願います。

大杉さん、ワクワクする花火のお話をどうもありがとうございました。

副業シンガーと本業シンガーは同級生!

今回ご参加いただいた西村さん、本業はスタートアップのお仕事をされていますが、土日と空いた時間に「起業準備中~いつかはやるつもり」というシングルをキングレコードから発売しているシンガーです。 名刺代わりにCDをプレゼントしてくださいました。

そして、本業弁護士、本業プロのシンガーソングライターの中村統吾さん にも一言ご挨拶いただきました。
YoutubeにMVがあがっていますのでチェックしてくださいね。

なんと、西村さんと中村さんは中学・高校・大学の同級生なのです!ともにシンガーのお二人を応援したいですね。

第51回記念にプレゼント!

今回は50回記念の続きで、51回記念として、ご参加のみなさんに平和酒造さんのお酒をお持ち帰りいただきました。

■日本酒(紀土)
純米吟醸 しぼりたて/純米大吟醸/赤紀土
■鶴梅
柚子/鶴梅 すっぱい/完熟にごり

お土産のお酒、じーーーと眺めて迷いに迷って選んでいただいて、大好評で本当によかったです。
飲んだら口当たりがとてもよかった、上品な味わいでした、などなど感想もいただきました。(嬉)

最後に、、、。

今回、東京の会場に使わせてもらったのは「パーティプラネット 銀座PPサロン」さん。
美味しいお料理とお酒と、そして細やかな気遣いでもてなしていただき、ありがとうございました。

これからもまた、皆さまのご縁がどんどん繋がり、広がっていっていただけると嬉しいです。
またお会いできるのを楽しみにしています。

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