大切な部下が辞めて!?

ある人から連絡があってお話しました。

Aさん : 「北田さん聞いて下さい。大切にしていた部下が辞めたんです。部下から『お時間をいただけませんか?』と言われた時は、なんとなく察してしまいました。長くマネジメントをしていると、不思議とわかるんですよ。嬉しい報告ではないことが・・・。」

北田 : 「どうしたの?いつもと違うけれど・・・。」

Aさん : 「年齢的にも新しい挑戦をしたくなる時期だし、優秀だったし、外に出て活躍すべき人材だとも思っています。でも感情が追いつかなくて・・・。上司なので平静を装うけれど、正直かなり寂しいです。」

北田 : 「たくさんの思い出がありそうだね?」

Aさん : 「『あの案件、彼なら安心だったな!』、『困った時、いつも助けてくれたな!』、『もっと一緒に働きたかったな!』、そんなことが思い浮かんできて・・・。」

北田 : 「優秀な部下だったんだね!」

Aさん : 「上司という立場になると、部下の成長を喜べる人でありたいと思うし、事実それは本心ですが、『自分に何が足りなかったのか?』 を考えてしまいます。『もっと良い環境を作れていたら・・・』、『もっと評価できていたら・・・』『悩みに気づけていたら・・・』、と “引き留められなかった自分” を責めてしまいます。」

北田 : 「引き留められなかった理由を考えることは大切だよ。でも、マネジメントに正解はないし、大切に思っていた部下ほど、何かできたんじゃないかと考えてしまうものだと思うよ。」

Aさん : 「そうですね。退職日に彼が挨拶に来てくれて、『本当にお世話になりました。』と言われた時は、『支えられたのは自分の方だよ。ありがとう!転職先でも頑張ってな!』 って思いっきり強がりを言うことができました(笑)」

北田 : 「偉い!(笑)そこまで大切に思っていたのなら、いつかどこかで 『Aさんと働けて良かった!』って思ってくれる時が来ると思うよ。」

Aさん : 「話を聞いてもらってスッキリしました!(笑)」

転職を「卒業」という言葉だけで片付けてしまうことにちょっとしっくり来なかった私ですが、こういう人がいた事にホッとする気持ちもあったりしています。
本当に大切にしていた部下が辞める時は、誰でもこういう気持ちになるだろうと思うし、「卒業」という言葉を使うことで寂しさを抑え込んで、上司も部下もポジティブな理由でお互いに前を向く意味もあるかと思いました。

退職は終わりではなく、ただの通過点で、いつか別の会社で再会するかもしれないし、取引先として一緒に仕事をするかもしれないし、酒を飲みながら昔話をする日が来るかもしれません。そういう日のためにどちらも前を向いてさらに力を付けながら進んで行くのだと思います。

皆さんとこんなお話もできたら嬉しいです!
GWを終わって、お仕事!お仕事!頑張りましょう!

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