真っ白いキャンバスに描く面白さを伝えたい!

都市緑化・造園業界で活躍されている方と、時々情報交換をさせて頂いています。僕からのイメージは芸術的な要素が大きいと思うんですが、聞けば聞くほど、しっかりした奥深い根拠があって、とても勉強になります。先日も、「この仕事の面白さ、楽しさをどう伝えるか?」という悩みを聞きつつ、業界のエピソードを伺いました。
              
「『今までどこにもない庭にして欲しい、というお客さんがいて、何か提案してくれませんか?』と言って、若い営業マンが私の所に相談に来たんですが、『おいおい、何も情報がないのに真っ白なキャンバスの上に何も描けないでしょ?どこにもない庭以外は何も聞いてこなかったのか?』って叱ったんです。」
             
「僕も弊社のHPの製作をお願いする時に、『人材紹介会社らしくないHPがいい!』とか、『他には無いようなHPがいい!』とか言って困らせたことがあります(;^_^A 」
               
「きっと疑問に思うことないんですよね。そのお客さんは、なぜそう言ってるのか?お客さんの今までの庭のイメージはどんなか?お客さんはなぜそこに庭を造ろうと思っているのか?もう少し情報を持ってきてくれればと思いつつ、『ここから仕事が面白くなるんだよ!そこをあなたがやらないと!』って言うんです。」
                        
「仕事の面白さを知るためには、そのまま伝書鳩じゃなくて、『なぜ?』を繰り返すことが大切ですね。」
                        
「あるお客さんの時は、いろんな提案をしても『何か違うんだよ・・・』っておっしゃるんです。それが何か自分達もお客さんも解らないし、しばらく時間が経過した時に、その人が京都出身だとわかって、京都の庭って石が少し濡れていて、苔が生えているんです。その提案をした途端に『これ!これ!』ってご納得頂いてね。」
                       
「そういうことを伝授していくには時間が掛かりますね。僕もかつての上司に、『お前を教育するのは、本当に時間が掛かるよ!』って言われてましたw 自分では一生懸命やってるつもりでも、上司からみると薄っぺらな仕事をしてたんですね、きっと!今もあまり変わってないかもしれませんが・・・(;^_^A」
                          
                        
僕らも求人を頂いても、転職相談を受けても、常に「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」を繰り返すことが大切だと思います。嫌がられるかな?(笑)
どうぞよろしくお願い致します。
                   
                   
                     

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