大事なのは「自分は何屋さん?」ではなく!?

こんな相談が何件かありました。

「新卒で経理部門に配属されたんですが、その後に、総務に行って、人事にも行って、今は情シスと、何か課題がある部門にその都度異動してきたんですが、転職をしようと思った時に、どの職種で登録したらよいのか?」

「新卒で営業にいたんですが、経営企画、総務を経て、営業に戻ったんです。転職エージェントに相談に行ったら、どれも経験年数が短くて・・と言われて・・・。自分ではいろんな経験をして能力はアップしていると思うんですが・・・。」

「上司から『問題が発生している部門に行って解決してくれ!』と言われて、いろんな部門に異動して、結局、自分が何屋か? わからなくなってしまって・・・。」

こういう経験値を持った人は、悩んでいる人ばかりかと思っていたら、

「私は『必殺!問題解決人』で、社内の課題・問題がある部門に異動して、解決プロジェクトを推進する仕事をしています。最近、そういう場面が少なくなって面白くないので、他社でこんな人材を求めている会社はないですか?」

と超明るく言われたりしています。

こういう異動って、今に始まったことではなく、所謂ゼネラリストを育成するために行われていたと思いますが、転職市場ではどうしても職種で分類することが多いために、悩んじゃうこともあるのだと思います。

職種の分類に、「問題解決人!」なんて言う職種があれば面白いですね。

僕も相談に来た人の経歴書を見て、「この人は何屋さんかな?」って考えることもありますが、最近は、

「ご依頼を頂いている企業さんの課題は何か? そこにこの人が加わることによって解決できる、又は、解決できるスピードが速くなるかな?」

という視点で見るようにしています。

ちょっと話が反れるかもしれませんが、プロ野球でもユーティリティプレーヤーが多くなっています。一人がいろんなポジションをこなしていて、「この選手凄いな!」って思います。内野も外野もそつなくこなしている。
大谷選手は、そつなくどころか、投手としてもバッターとしても一流!!!

これからの時代は、ビジネスの世界でもユーティリティ―プレイヤーが大きく活躍できる場面が多くなると思うし、何よりも企業の課題・問題を解決できる、又は、解決のスピードを上げられる人材のニーズは、まだまだ膨らむと思います。

必殺!問題/課題解決人!  面白いと思います。





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