仕事の濃度!?

先週のブログに
「年数ではなく濃度だということも、是非伝わって欲しいですね。」
というコメントを頂き、私なりに考えていることを書いてみようと思います。
                                   
求人票に、「〇〇経験5年以上」「◇◇経験3年以上」と書かれていることが多いのですが、これは、「この仕事を5年やっていれば、即戦力になるだろう。」「うちの会社では3年以上やっていれば、一通りのことは経験しているだろう。」という推測をしての記述だと思います。

でも、一概に経験年数だけで経験値を捉えるのは勿体なくて、「仕事の濃度」と言うか「仕事の難易度」というのも、その人を評価するのにとても大切な要因です。

短期間、あるいは少人数で達成しなければいけない目標だったり、大きな問題・課題が発生し集中して対応が必要だったり、誰も経験したことがない挑戦だったり、etc.

例えば、IPO準備一つを取ってみても、審査基準の殆どが達成できていない状況からのIPOと、ある程度形になっている状況とでは、大きな違いがありますし、新規事業の立上げや事業再建、大きな事故や不正などへの対応もとても難易度の高いお仕事です。

ところが、仕事の濃度や難易度という視点は、経歴書に示すことが難しく、相手に伝わらないことも多くあります。特に、同じような苦労を経験していない企業や人は、その苦労の大変さを理解するのは難しいからです。

求人企業さんに、経歴書を推薦文と一緒に提出させてもらった時、

「こういう会社のこの時期にこのポジションにいたのは凄いですね。きっと様々な環境でも仕事ができる人と思うので、是非お会いさせて下さい。」

と言われると、

「さすが良くおわかりです。この企業の方々もいろんな苦労されているかも!」

って思う反面、あっさり「見送り」の返信が来た時は、

「今はそこが課題ではないんだな~。紹介の視点を変えないといけないな~」
「そういう経験はまだしていないのかも?」

と思い、人選の視点を変える参考にしています。
                                   
                                  
候補者が経験している「仕事の濃度、難易度」をどう伝えるか? も私たちの大切な役割の一つです。

皆さん! 濃度の濃~いお仕事、難易度の高~いお仕事に、果敢に挑戦して頂けると嬉しいです!!!
                                                         
                              
                      

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