黒衣でいいんですよ!?

「僕は黒衣でいいんですよ!」

と熱い思いを語ってくれた人との会話は、色々と考えさせられる時間になりました。
どういうキッカケで知り合ったかも忘れてしまっている位、とても長いお付き合いになるけれど、

「あの案件、私が担当したんです。」

という言葉を一度も聞いたことがありません。もちろん、守秘義務もあるとは思いますが、彼から紹介される会社はとてもディープというか、人材を紹介するには難易度が高く難しい会社ではあるけれど、ビジネスの着眼点が面白かったり、ユニークな社長さんだったり、etc.かなり深く関わって、「何よりもその会社の成長を手助けしたい!そのためには自分が黒衣になることも厭わない!」という強い気持ちが伝わってきました。
                                                                                                       
そこでちょっと、『黒衣』の意味を、Wikipedia 等で調べてみると、

『歌舞伎や文楽で、黒装束に黒頭巾を着用し役者の介添や舞台装置を操作する者。「黒子」「くろこ」は共に誤用が慣用化したもので、正しくは「黒衣」読みは「くろご」。そこから転じて、裏方に徹する者。こちらも正しくは「黒衣」。』

『歌舞伎での「黒」は「無」を意味する約束事になっているので、そこから、表には出ないで物事を処理したり縁の下の力持ちになったりすることを意味するようになりました。』

ということでした。『黒子』だと思っていたんですが、正しくは『黒衣』なんですね(;^_^A
                                                        
それはさておいて、自分の仕事に置き換えると、僕のような凡人は、

「あの案件は、うちの会社がやったんです。」
「あの人は、私が紹介しました。」

と言いたくなってしまいます。いや、言ってしまっている(;^_^A 反省しきり(;^_^A

僕らが仲介をしているけれど、主役は『人』と『企業』であり、僕らはあくまでも脇役、いや、黒衣であるべきだと思います。紹介した人が活躍するのはその人自身の力であるし、企業が成長するのもその企業自身の力だと思います。

『黒衣に徹する!』

簡単ではないですが、実践して行こうと思います!!!
もし僕が実践していなければ、注意してくださいね(;^_^A

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