ダイナミックなキャリアを描く!

先日お会いした人が興味深いお話をされていました。

「エージェントに相談したのですが、『それぞれのキャリアがコンパクトなので、これからどのキャリアを伸ばして行きたいか? 方向性を決めて下さい。』と言われたのでムカっ!と来て、すぐにそのエージェントの登録を取り消しました。」

確かに複数の会社でいろんな仕事をされてきているので、それを断片的に捉えればそういう言い方になるだろうと思いますが、それぞれの会社でしっかり仕事をしてきているし、ある会社では一番給料が安いスタッフから始めて成果を上げ評価されてポジションを上げてきていらっしゃいます。

もちろん、エージェントが言う意味も理解できなくもありません。求人企業からの依頼には応募資格があって、「〇〇経験△年以上」が求められたりするのでそれにマッチするか?も重要なポイントだからです。これは業務を単純化して大量に案件をこなすために職種・業種等で分類することの弊害が出ていると思いますが、この人のような場合でも紹介して活躍してもらえる企業はきっとあると思って動くのも僕らの仕事の面白さでもあると考えています。

そんな時、僕がどんな風に考えて行くか?を、ちょっとお話したいと思います。

まず「同じような経験の人材が活躍している会社はないかな~?」って考えます。
その会社に同じような人がいれば理解してもらえ、面接まで進むことができる可能性が高まります。逆にそういう人材の採用経験がない場合は可能性が少なくなってしまいます。企業側もそういう経験値が必要なんです。
次は「こういう人材がいたら助かる会社はないかな~」です。
これは企業さんと密にコミュニケーションを取っていないとなかなか発想が出てこないですが、逆に僕の勝手な妄想ということもできると思います。僕が話した時に「ちょうどそういう人材を探してみようか?と考えていたんです。」というラッキーなタイミングもありますが、「本当に優秀な方なのでしょうか?」「そこまで言うなら会ってみますけど・・・」ということもあって、求人企業さんとの信頼関係の深さがポイントになることも多いです。日頃の動きからの信頼関係作りが大切だと思うタイミングでもあります。

いずれにしてもこの人の場合、在籍した会社毎、担当した仕事毎ではなく、つまり職種や業種のような便宜的なマッチングではなくて、トータルな経験/仕事に対する考え方/経験がないことへのアプローチの仕方、等を踏まえながらのマッチングが大切なのだと思います。

この人から

「新しい挑戦となり色々と波瀾万丈あるかもしれませんが、腐らず真摯に向き合って、ダイナミックなキャリアを描いていこうと思います!笑」

という連絡を頂きました。

陰ながらではありますが、ずっと応援させて頂きたいと思います。

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