「体験」+「感情を伴う記憶」 ➡ 「その後の決断・行動」

先日、前職時代に大変お世話になった方からメッセンジャーで連絡を頂きました。コンサルのお仕事を続けていらっしゃるようで、「エモーショナル・エンゲージメントが生み出すビジネス効果」についての講演の映像を教えてくださいました。

前編:https://youtu.be/4iSwchDrdfI
後編:https://youtu.be/DlxwDo5BZRs

コンタクトセンターの未来を模索する多くの人達に、何らかの考えるヒントを提供出来ればとの想いから作成し公開されたようですが、他の業界・職務にも大いに参考になるかと思いますので、お時間のある時にでもご覧ください(;^_^A
                                                                             
                                                                             
さて本題ですが、この映像を観た僕は「自分の仕事にも当てはまるな~」と思ったのです。

例えば、転職相談に来られた人の場合、
履歴書・職務経歴書からその人が経験(体験)してきた仕事内容を把握できますが、それらの経験の中でその人が持った感情・記憶についてはインタビューの中でいろんな質問をしながらその人への理解を深める必要があります。なぜならば、感情・記憶は転職活動において、その人がどういう決断・行動するかに大きな影響を与えていると思うし、また求人企業とのよりベターなマッチングをするために大切な要素だと考えているからです。

「その仕事は自分を大きく成長させてくれたので、転職先でもそんな仕事に挑戦したい!」
「あの仕事は自分を成長させてくれたかもしれないけれどとても苦労をしたので、できれば転職先ではやりたくない!」
「自分の力が足りなくて辛い思いをしたので、転職先では異なる仕事をしたい!」
「今までの仕事はつまらなかったので、もっと面白い仕事がしたい!」
「業界や仕事が好きになれなかったので、異業種・異職種の仕事がしたい!」etc.

人それぞれ様々な感情・記憶を持っていますが、難しいのは感情を伴う記憶の全てを表現して下さるとは限らないことです。そりゃそうです。誰だって話したくないこと、他人に言いたくないこともあるはずです。無理に表現して頂く必要もありません。逆に僕らが推察するというか、感度の高いセンサーを持って感じ取る能力をアップさせることで少しでも解決できればと考えています。
                                                                                                                                  
一方、求人企業も同じです。
設立以降、事業活動でも採用活動でも様々な体験(沿革)をされてきて、その企業の遺伝子・カルチャーが育まれてきています。社長さんや事業を牽引する役員さん、さらには株主さんの考え方も大きく影響しています。その全てを僕らに教えてくださることは稀であることも現実です。やっぱり僕らの推察能力、センサー感度のアップは必須なのです(;^_^A
         
                                                                            
求人票と履歴書・職務経歴書だけでマッチングすることも可能だとは思いますが、マッチングの精度を上げ、紹介した人材が転職先で活躍し、求人企業に貢献して頂く確率を高めるためには、求人企業の体験(沿革)と感情・記憶の理解も、候補者人材の体験と感情・記憶の理解も、僕らの仕事において外すことができない大切な要素だと考えています。
                                                                                                                                                  
求人企業の皆さん、転職を考えている候補者の皆さん、ザックバランに様々な情報交換をさせて頂ければ嬉しいです。

新年度も頑張ろーーー!!!

                                                                

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