自ら望んだ仕事ではないけれど?

キャリアカウンセラーの方とお話をする機会がありました。

ここまで来るのに色々辛いこともあったそうです。
まずは在籍している会社グループの再編成があって別会社との合併、
「自分達はどうなるんだろう?」
と不安に思っていたら、仲の良かった仲間とは異なる部門へ自分1人だけが異動になることに。それも今まで経験したことがないグループ社員のキャリアデザイン研修やアセスメント(適性検査、スキル診断)を担当することに。
「どうして自分だけ?何も知識がないのにどうしよう?」
おまけに国家資格のキャリアカウンセラーを受検しないといけないと言われ、
「無理、無理・・・。転職先を探そうかな?」
とまで悩みに悩んだそうです。

とは言いながら、
「大したキャリアもないのに転職できないかもしれないし、とにかくやってみようか!」
と切り替えたのか、負けん気が強いのか、集中力があるというか、必死に勉強をして見事に合格したそうです(本人談:「私でいいの?」っていう感じです)。
ここからは少し自信にもなって、
「自分の辛い経験を生かして色々アドバイスができたら!」
と思ってキャリアデザイン研修を担当し始めたそうです。

ところがいろんな壁にぶち当たります。
年上の人のキャリアデザイン研修では、
「自分よりも経験が少ない君にアドバイスもらうなんてできないよ!」
と言われたり、たまたまアシスタントとしてお手伝いをした社外のキャリアデザイン研修では、
「自分の辛い経験なんて大したことがない。もっと大変&様々な経験をした人がたくさんいる。自分の経験を生かしてなんて甘かったかもしれないな?」
と気付かされたりして、でも
「自分が望んだわけではないけれど、会社が与えてくれたキャリアカウンセラーという仕事の目指すべきところ、本質をしっかり見据えて、自分を成長させて行きたいですね!」
とのことでした。

正しく「逆風を味方につける!」ということでしょうか?
見習わないといけません!!!

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