候補者のどこをみてるんですか?

「候補者の方と会った時にどこを見てるんですか?」

仕事柄この質問はよく受けます。
もちろん、候補者の年齢、役職、在籍している会社 等によって異なりますし、定番的なことはないのですが、僕が高い評価をする時にはいくつかパターンがあるように、自分なりに分析しています。

一つ目は、僕が知らないこと、その仕事を経験した人でないとわからないことをたくさん教えてくれる人には、どうしても高い評価をします。

「実はそこが大変なのではなくて、もっとこんなことがあるんですよ~」 
「どうしてもそんな風に捉えられがちですが、実はこんな面白いことがあるんです」
「ポイントはそこじゃなくて、別にあるんです。」、 etc.

二つ目は、一つ目と被ることもありますが、今までの経験(成功経験も失敗経験も)、具体的な固有名詞、数字を使って説明をしてくれる人も評価が高くなります。

「〇〇の事業は、確かに成功したと言えるのかもしれませんが、今思えば、もっと違うやり方もあって、そうすれば売上と利益は1.5倍位には伸ばせたと思うんです。」
「この製品の開発には、〇〇社の特許があって、それをどう乗り越えるか?に課題があって・・・」
「お客様からのクレーム対応には大変苦慮しましたが、それを関係部署と連携してやっとのことで落ち着かせた時は・・・」、 etc.

三つ目は、ご自身の現在の能力や不足している部分、強化したい部分を冷静に話ができる人も評価が高くなる傾向にあります。

「経理をやっているけれど、単体決算、税務、固定資産管理には携わって自信が
出てきましたが、連結決算、開示資料や原価管理は補助的にしか携わっていなくて・・・。」
「今までは自分のことで精いっぱいだったけれど、後輩に教えたり、他の部門の人達とも調整ができるようになりました。あとは、役員の前でもしっかり話せるようになりたいです。」
「ようやく製品知識やお客さんの特徴を掴めるようになったので、これからは新規開拓にも力を注ぎたいです。」、 etc.

基本は、候補者の方々の優れた点、トピックスを面談の中で発見して、それを求人企業さんに伝えること、また、求人企業から見て、魅力的に見える点はどこか? 逆に心配になる部分はどこか? そんなことを考えながらお話をさせて頂いています。

いつも話していますが、これで100%完璧なんてないし、企業も候補者も100点満点なんてないと思っています。すみません(;^_^A

何よりも、本音でザックバランにお話をさせて頂けることが重要で、候補者の方々が話しやすい雰囲気を作って行きたいです。

さて、今日もお会いさせて頂く皆さん、よろしくお願い致します。

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