エンジニアのまとめ役の人材を!? 

きっと今に始まったことではないと思うのですが、先日こんなことが話題に上りました。

「エンジニアを集めることに苦労をしているのですが、それよりも問題なのは、集まってくれたエンジニアのモチベーションを上げて、開発のスピードを上げられるまとめ役のような人材がいないんです。」

「エンジニアの気分を損ねると辞めて行ったりするので、マネージメントする側も遠慮したり、お任せ状態になってしまっていたり、甘やかしてしまっているような状態になっているんじゃないかと心配しています。」

「腕っぷしの強いエンジニアほど自信もあるし角も立ってますからね!」

「プログラミングする個々の力は持っているんですが、それを他のエンジニアとコラボすると言うか、化学反応を起こすと言うか、プロジェクトをうまく回していくことを積極的にやろうとする人が少ないんです。その役割を誰かがやらないといけないのですが・・・。」

「そういう人って、SIerに多くいるように思うんですが・・・。」

「そうなんですよ!ただ、SIerの人達はプログラミングをしないんだよね。協力会社さんに頼んでいる・・・。」

「今の会社にもそういうことをやりたい!というエンジニアがきっといらっしゃると思いますよ。なかなか自分から行動できないのかもしれないので、その気持ちや能力を見極めて指名していくことも必要かもしれません。」

この話をいろんな方にしてみると、皆さんほぼ同意してくれて、「システム部長」「開発部長」というような求人はそういう課題感満載だし、「スクラムマスター(※)」の求人は正しくそういう背景から出てくるお仕事そのものなのだろうと思います。

IT分野に関わらず、いろんな職種・ポジションで同じような課題はあると思いますが、既にそれを実践できている人、又は、実践しようと考えている人がたくさんいらっしゃることも事実で、そんな人をしっかり応援して行きたいと思っています。
皆さんのご意見もまたお聞かせください!

(※)スクラムの理解と実践を推進し、プロジェクトを円滑に進めることに責任を持つ人です。 スクラムをスクラムチーム全員が正しく理解した上で開発を実践していることを常にチェックします。 また、チームの自律的な行動を引き出し、成果を最大限に引き出すことに注力します。

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