自分との戦い!?

女子プロゴルフのトーナメントを観戦してきました。
最初は 「TVで観る選手は実際に観たらどんな感じだろう?」 という軽い気持ちでいたのですが、練習風景から始まって、ラウンドを観戦していると、徐々に選手個人の特徴に興味が出てきて、じっと観察してしまっていました。

キャディさんと常に話しながらプレーする選手、全然話してなさそうな選手、自信を持ってやっているなと見える選手、無理なショットをせずに安全に打っていく選手、ピンをデッドに狙ってくる選手、なかなかバーディチャンスが来ない選手、ロングパットを沈める選手、短いパットを外す選手、ショットが安定している選手、ショットがブレる選手、ドライバーの飛距離が凄いのにフェアウェイにきっちり打っている選手、スイングのリズムがゆったり一定の選手、体格は小さいのによく飛ばす選手、筋肉もりもりの選手、etc.

そして、選手の人達が、思った以上に喜怒哀楽を出していないことにも気づきました。ナイスショットしても、バーディを取っても、一瞬ニコっとしたかと思うけれどすぐに淡々と次のプレーに進みます。ミスショットをしても、バンカーに入っても、難しい場所にボールが行っても、顔色を変えずに、リカバリーショットを打って、何もなかったように次に進んでいきます。

そりゃプロ選手なんだから当たり前と言えば当たり前だけれど、観戦している方としては喜怒哀楽が出た方が面白いと思ってみたりしましたが、よくよく考えてみれば、ここに来るまでにどれだけの練習を積んで、どれだけの壁にぶつかって、いろんな人のサポートをもらってきたのか。今観せてくれているのはそれらの集大成の場所であって、しかもラウンドに出たら誰の助けも借りられない、まさしく自分との戦いなんだと!

そんなことに感動して、帰りの渋滞が嫌で予約していたホテルにチェックインしてプラプラしていると出場した選手達が戻ってきて、なんと同じホテルに泊まっていることが分かってドキドキ(^_^

翌朝の朝食は選手達と一般客とも同じ場所で、私が食事をしていると(長く席にいる変なオジサンに見えていたかもしれません 汗 )、選手が 1人、2人・・と食事にやって来ます。でもお互いに挨拶はしているけれど、一緒の席ではなくて、遠くに離れて座って1人で食事をしてサッと出ていくのです。一般客もいる中で目立ちたくないのかもしれませんが、朝食の時からしっかりとプレーの準備、マインドを整えているのかもしれないし、お互いにライバル心もあるのかもしれないし、「ゴルフって1人のスポーツなんだ!」 とあらためて感じたりもしました。

とんでもない厳しいトレーニング、ご家族やコーチ・スタッフの方々の大きな支援を得て、でも試合になれば誰の助けも借りられない、最後は「自分との戦い!」になる厳しい世界の一端を感じました。

そんなことがあって、私達の仕事でも 「自分との戦い!」 の場面があること、「そのためにどういう努力、積み重ねをしなければならないか?」を考えさせられたGW前半でした。

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