価値ある提案!

先週開催したゴルフコンペでとても勉強になることがありました。

いつも参加してくれているKさん(男性)が、コンペ前にぎっくり腰になり、でも何が何でも参加するべく毎日整骨院へ通って治療をし、何とか参加するまで漕ぎ着けてくれました。

私はそれを聞いて悩んでいました。

『無理は辞めておいた方が良いよ』 と言うべきか?
『痛くなったら途中で辞めていいからね』 と言うべきか?
『子供じゃないから自分で判断できるよね』 と思ったり・・・etc.

そんな時でした。Kさんのゴルフの師匠でもあるOさんが、

「Kさん、今日は赤ティー(一番前のティー)から打ちなよ。頑張りすぎて腰を痛めて途中リタイアしたら大変だし、みんなが終了するまで長い時間待っていなければならないよ。
北田さん、Kさん1人が赤ティーからだとやりにくいだろうから、一緒に回るYさん(女性、ゴルフが上手いのでいつも赤ティーより距離のある白ティーから打ってもらっています)にも赤ティーから打ってもらってくれないかな?」

という提案をしてくれました。
私は 『ドキーーー!』 っとしました。
そんな案はまったく思い浮かばなかったので、もちろん即賛成です!

そして結果はどうだったかというと・・・。
Kさんは、ギックリ腰が完治していないのに、ベストスコア更新、ドラコン賞獲得、Per3でのバーディーも!

KさんのSNSには、
「追風参考記録ながらベスト更新!(ギックリ腰のため赤ティでラウンドのため)」
という投稿がありました。

不安をかかえてのスタートだったけれど楽しいラウンドになったと想像することができました。

一緒にラウンドしたYさんからも
「Kさん、力みもなく、きちんとボールを捕らえていたし、ナイスプレーでした!」
と聞いて、
「楽しいプレーになって良かった!」
と心から思いました。同時に、
「Yさんも久しぶりの赤ティーからのラウンドを楽しめたんじゃないかな!」
とも思いました。

さらには、

「もしかしたら、Oさんは、Kさんがリラックスしてラウンドができて、スコアがアップすることもあり得るかも?」

と考えていたんじゃないか?とも思えてきたり・・・。

それにしても、帰りの新幹線の中で

「Oさんすごいな~!いろんなことを考えての提案だよな~きっと!Oさんのような提案をなぜ思い浮かばなかったのか?まだまだ修行が必要だな!」

と何度も考えました。

Oさんの提案は、Kさんにとっても、一緒にラウンドしたYさんにとっても、そしてKさんのことを気にかけていた人達にとっても、主催者でもある私にとっても、心地良い、すっきりした思い出を残して、

「ゴルフって楽しいね!」

という気持ちを更に強くさせてくれました。

私は、どうしても白or黒をはっきり付けたいタイプなので、こういう価値のある提案がなかなかできないことも多いように思います。
転職相談の時にも、似たような場面がたくさんあると思うので、「価値ある提案ができているのか?」忘れないようにしたいと思います。

そろそろひんやりした気候になってきましたが、体調に気をつけて突っ走りましょう!!!

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