2026/06/03
社外役員への第一歩
Fさん(37歳) 社外監査役/ソリューションサービス会社
中から見た世界
弁護士として仕事を始めてから、気づけば10年以上が経ちました。
これまでは主に企業法務に関わってきて、契約書のチェックや紛争対応など、いわゆる外から企業を見る立場で仕事をしてきましたが、ここ数年、「中に入って関わるとどう見えるのだろう」という気持ちが出てきていました。
そんな中で、このたび上場準備会社の非常勤監査役に就任することになりました。
転職したわけではないのですが、同じように関心を持っている方も多いでしょうから、自分の経験を書いてみようと思います。
どうやって探す?
社外役員は、前から興味はあったものの、正直どこから入っていけばいいのか分かりませんでした。
周りでも「やってみたい」という声は聞くのですが、実際にどうやってポジションを見つけたのかはあまり表に出てこないですし、結局は紹介やご縁がないと難しいのではないか、という印象を持っていました。
実際、いくつか求人を見ても応募者がかなり多そうで、自分がそこに食い込めるイメージがあまり持てず、しばらくは眺めているだけという状態が続いていました。
そんなときに、たまたまオフ・ビートさんのサイトを見つけました。
掲載されている案件の説明が比較的具体的で、イメージしやすかったので、試しに応募してみることにしました。
「どうせ難しいだろう」という気持ちで、あまり期待しすぎずに応募したのが正直なところです。
最初の面談
応募してすぐ北田様から連絡をいただいて、「一度会いませんか」、という話になりました。
最初はWebでの面談を想像していたのですが、対面でお話ししましょうということで、実際にお会いすることになりました。
今振り返ると、この最初の面談が一番印象に残っています。
求人の説明はもちろんあるのですが、それ以上に「会社側が何を考えているか」をかなり率直に話していただけたのが新鮮でした。
例えば、形式的に監査役を置きたいのか、それとも実質的に経営に口を出してほしいのか、といった温度感の違いの話だったり、現場との距離感のようなところまで具体的に教えていただけました。
これまでにも何人かエージェントの方にはお会いしてきましたが、最初からここまで踏み込んだ話をしてもらえることはあまりなかったので、その点で安心感がありましたし、自分としても腹落ちした状態で選考に進めたと思います。
選考プロセス
面接自体は一次、二次はオンラインで、最後が対面でした。
事前に「こういう点は見られると思います」といった話をしてもらえていたので、変に取り繕うというよりは、ミスマッチがないようできるだけ自分のスタンスをそのまま話すことを意識していました。
結果として、ご縁があって就任することになりました。
振り返り
社外役員については、入り口のハードルが高く見える分野ではありますが、今回の経験で、完全に閉ざされた世界というわけでもないのだと実感しました。
もちろんタイミングや相性はあると思いますが、きちんと間に入ってくれる方を通じて機会に出会える可能性は十分にあると思います。
自分自身としてはまだ始まったばかりなので大きなことは言えませんが、今回の経験は一つのきっかけになりましたし、今後もこういった関わり方を少しずつ広げていけたらいいなと思っています。
コンサルタントのコメント
私も最初の面談が印象に残っています。
実は他の候補者の方々にも「事務所へ訪問してお話がしたい!」とお伝えしたのですが、「Web面談ではダメなのか?」という返事で、音信がなくなる人もいた中で、快く事務所への訪問を受け入れてくださいました。また、弁護士採用のご苦労やお仕事でのエピソードをお聞かせいただき、私自身もとても勉強になりました。
初めての社外監査役のお仕事ですが、新しい経験と発見をさらに積み上げて行っていただければ嬉しいです。応援しています。
