60歳の転職のリアル

Aさん(60歳)  監査役/業界特化型ソリューションサービス会社

38年ぶりの就活

思い起こせば38年前、バブル景気真っ只中だった私の「就活」は、開始から2週間で内定をいただき、あっけなく終了となり、その後の就職氷河期の話を聞いても、「大変だなぁ」と、どこか他人事でしかありませんでした。

そんな私が定年退職を機に、再び就活(転職活動)に挑戦する事を決め、38年振りに就活(転職)を開始しました。

定年での転職といえば、それまでの仕事のつながりや人脈等を使って転職先を探すケースも多いと聞いておりましたが、残念ながら自分にはそのような伝手はなく、複数の転職サイトに登録することからはじめました。

知見がある業務や経験等を整理して書き込む中で、自身の人生を振り返る良い機会になったと思います。

本当の大変さをわかっていなかった。

一方、伝手のない定年での転職は、聞いていた以上にとても大変でした。

「書類選考の通過は30社に1社、内定を取れるのは100社で1社あるかないか」とのネットの記事等を読んではいましたが、実際に自分が経験するまでは、本当の大変さは分かっていませんでした。

転職サイトから毎日届く求職案内を確認しては応募する事を繰り返し、数か月でエントリーは軽く300社を超えましたが、一向に内定にはたどり着かず、「徒労感」と「自身の存在を否定される気持ち」だけが蓄積していきました。

中には社長面接まで進んだ会社もありましたが、結局内定には至らず、「いつまでこんなこと(転職活動)を続けるんだろう。」と、テンションの下がる日々でした。

明るい光

そんな中、「明るい光」となってくれたのは、転職エージェントと呼ばれる方々の存在でした。
転職活動中に10名近い転職エージェントの方から連絡を頂戴し、転職活動のリアルな情報を伺うなど、物心両面で大きなサポートをしていただきました。

内定は出なかったものの社長面接まで進んだ会社も、エントリーのきっかけはエージェントの方からの推薦でした。
ですので、転職活動も半年を過ぎた頃からは、エントリーするのを志望度合いが特に高い会社だけに絞り、あとはエージェントの方からの連絡に真摯に向き合う日々を過ごしていました。

あなたのような人は初めてです。

オフ・ビートの北田社長(以降、北田さん)から連絡をいただいたのは2026年の正月で、通常の転職サイトには掲載されていないIPOを目指す企業の提案でした。

北田さんとの初めての面談の際には「色々な人と面談してきましたが、あなたのような社歴の人は初めてです。」との感想をうかがい、改めて自分のキャリアの特殊性を再認識しました。また、率直で人懐っこい北田さんのお人柄にも引き込まれました。

ご紹介いただいた企業・ポストは、自分が持つ知見や経験に沿ったもので、その企業の事を調べれば調べるほどフィットしていると感じました。

すぐに北田さんに「紹介していただいた企業に挑戦したい」とお伝えし、先方企業様との仲介の労を取っていただきました。

それから都合3回の面接(役員面接・副社長面接・社長面接)を経て、希望のポストへの内定をいただくことができました。

実は毎回の面接の前に北田さんがわざわざ事前面談をして下さいました。
その際に、注意すべき点や社内の雰囲気等を伺っておりましたので、面接の際には、あまり緊張する事なく、自分が思ったとおりのやり取りをすることができました。

陰に日向に自分を支えて下さった北田さんには、心から感謝しております。

60歳の転職活動

今回の「60歳での転職活動」を通して、自分なりに感じたのは、以下の3点です。

1.(当然の事ですが)定年前後の人材は、企業にとって魅力的ではない。

2.それでも転職を目指すなら、自分のキャリアやノウハウを評価してくれる企業を探して応募しないと何社エントリーしても通過するのは難しい。

3.自分のキャリアを評価してくれる会社を見つけるには、転職エージェントの方の力をお借りするのが非常に有効。

今回の転職活動は苦労もあった分、色々感じる事も多く、38年前に最初の就活を2週間で終えた自分にとって、非常に有意義な経験となりました。

人生で2社目の会社で仕事を開始します。日々新鮮な気持ちで、常に感謝の気持ちをもって、新しい会社のお役に立てるよう、全力で仕事に取り組みたいと思います。

最後に、この場をお借りして、北田さんに最大限の感謝を申し上げます!

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コンサルタントのコメント

重要かつ難しいポジションを長く勤められてきた貴重な経験を採用企業様も高く評価してくださった結果と考えています。 私との面談時は、ニコニコしながらも無駄話はなしで、私をじっと見ながら冷静に真意を汲み取ろうとされていたのが印象に残っています。 前職の経験をさらにブラッシュアップして、IPOだけでなくその後の成長にも是非ともお力添えをいただければ嬉しいです。応援しています!

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