2026/05/06
45歳で踏み出した新しい世界へ
Eさん(45歳) 営業部長/AIサービスベンチャー
人生、このままでいいのか?
23年という長期にわたり現職でキャリアを築いてきましたが、知人からの「市場価値を知るべき」という助言を受け、転職サイトに登録したのが始まりです。
当初は現状維持と変化の間で葛藤し、日々の社内業務に忙殺される中で「自分の人生、このままでいいのか」という自問自答を繰り返していました。
そんな状況で何となく店舗開発の職種に応募し、面談をしては、不採用または、途中辞退というような中途半端な活動をしておりました。
不満が10個溜まったら
組織の評価制度や会社方針など、個人の力では変えられない不満が蓄積した際、「不満が10個溜まったら本格的に動く」という自分なりのルールを適用しました。
45歳というタイミングで、給与の高さや安定よりも「やりがい」や「情熱を持てる仕事」を優先することを決意し、2025年10月から活動を本格化させました。
活動を通じて得た気づき
転職活動をしていて、これまでの経験(店舗開発・FC開発)と、これから本当にやりたいことの間にギャップがあること、つまり「スキルと志向の剥離」を感じました。
そこで、改めて「職域の課題解決」という軸を定めました。
また、 現職の給与水準が高いという現実にも直面し、自分の市場価値を再認識しました。条件面に加えて「仕事の意義」に重きを置いてターゲットを再設定しました。
そうした中で、 友人の助言もあり、ベンチャー企業への抵抗をなくし、柔軟な企業選びをしたことで、法人営業という新たなフィールドでの可能性を見出すことができました。
未知への挑戦:エージェントとの出会い
転職活動を本格化させた2025年10月。迷いながらも歩みを進める中で、エージェントの北田さんからある会社をご紹介いただきました。それは、創業約10年、バイタリティ溢れる社長が率いるベンチャー企業でした。
【この人と働きたい!】
オンライン面談で社長とお話しした際、その前向きな姿勢とエネルギーに圧倒されました。
「この人の役に立ちたい」
「このビジネスを一緒に伸ばしたい」
理屈ではなく、直感的にそう思えたのです。
私はあえて、自分なりに感じていたそのビジネスの弱点(ウィークポイント)を率直にぶつけました。
その時、社長はそれを否定することなく、「そこも一緒に解決していきましょう。」と真っ直ぐに受け止めてくださいました。その誠実な姿勢に、「この人となら嘘偽りなく背中を預けて働ける」と確信したのを覚えています。
【共鳴するメンバーたち】
その後のメンバーとの面談も決定的でした。
驚いたのは、関わる全員が「自分たちの仕事が世の中のためになっている」と自社の商品を心から愛し、誇りを持って語っていたことです。
私にとって、一緒に働く仲間が自社の商品を「好き」であることは、譲れないポイントでした。メンバーからも温かく受け入れていただき、私の決断は揺るぎないものとなりました。
「卒業」という祝福
もちろん、長年勤めた大手企業を離れることに不安がなかったわけではありません。しかし、家族は「世の中のためになるいい仕事だね」と背中を押してくれました。
また、会社の方々からも「やれることはやりきったんだから、これは『卒業』だね」と温かい言葉をいただき、惜しまれつつも快く送り出していただきました。
番外編:転職活動の裏側
「この人と働きたい!」と思える社長や、志を共にするメンバーに恵まれ、家族にもお世話になった会社の方々にも快く送り出していただいた今回の転職ですが、活動中には色々な出来事もありました。
それらの出来事も綴っておこうと思います。
■10歳年下の面接官から言われた言葉
「リスク低減に関する発言が多く、ベンチャー向きではない。希望給与に対しては、物足りない。」
それを聞いて、自分の価値はそんなものか、と実感しました。
■眠そうな人事本部長
面接官は開始1分で眠そうな様子を隠そうともせず、面接は早々に終了し、その後の連絡もなし。
そもそもやる気がないのなら面接をしないほうがいいのでは?と疑問に思いました。常識やマナーは企業それぞれだと実感。
■企業から応募依頼を受けたのに?
依頼を受けたので、書類を提出し、応募したのですが、なんと書類選考で落ちました。
一体なにが原因で書類選考で落とされたのか?フィードバックがなかったので振り返りや反省のしようもなかったです。
■履歴書も未見、オフィス共有部での面談にびっくり
開発本部長面接に出向いたら、履歴書も確認しておらず、関係のない方も途中から同席し、その後も入れ替わり立ち替わりで通った方が面談に参加する状況に。
この企業にはリスク管理に疑問を持ち、辞退したところ、数カ月後に公正取引委員会から指摘を受けていました。
企業を選定する際は、守りの部分も大事だと痛感し、攻めと守りのバランスを意識するということを学びました。
他にも受けた会社はありますが、やはり「縁とタイミング」。方向性の合致が重要だなと感じました。
これらの様々な出来事からもわかるように、選考を受ける中で転職の厳しさと同時に、「企業文化」というものの難しさも感じました。
結びに代えて
23年間乗っていたレールを降り、45歳で踏み出した新しい世界。
勇気を持って一歩踏み出し、信頼できる友人やエージェント、そして心から共感できるチームに出会えたことで、私の新しい道が開けました。これからは、自らの手で「働きがいのある職場」を体現していく挑戦を楽しみたいと思います。
コンサルタントのコメント
「何事も準備が大切!」という言葉が印象に残っています。
仕事は当然ですが、趣味の野球でも試合前日は体調を整え、配球を考えたりするというお話も聞きました。
いろんな課題が襲いかかってくると思いますので、挑戦者としての気持ちを忘れずに、真に世の中のためになるサービスとするために、全力で頑張ってほしいと思います。応援しています!
