2026/06/23
現職に留まった方が良いのでは?
カテゴリー 北田勝久、王道を往く!|ブログ
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私も転職相談に来られた人に、「転職しない方がいいんじゃない?」とアドバイスすることがありますが、ある会社の人事マネージャーさんから、最終社長面接でのエピソードを教えてもらいました。
「中途採用に苦労している中、やっと見つけて、あちこちネゴをしつつやっと最終面接まで漕ぎ着けたのですが、その面接の時、社長がその人に『現職に留まった方が良いのでは?』と話したんです。
後日、その人から、『現職に残ることにしました。』とお断りの連絡が入ってしまったんです。『勘弁して下さいよ~!』という気持ちもありますが、色々考えさせられました。」
この社長さんは、『なぜ現職に留まった方が良いのでは?』と言ったのかを考えてみました。
◆ 転職理由や志望動機の強さを確認したかった
現職で抱えている課題が本当に転職によってしか解決できるのか、または、現職に残ることで実現できる可能性はないのかを見極めようとしていた。
◆ 入社後のミスマッチや早期離脱のリスクを懸念している
転職理由が曖昧だったり、一時的な不満による転職に見えたりした場合、「本当に転職する必要があるのか」という観点で質問をしている。応募者が自身のキャリアプランや転職の目的どれだけ明確に説明できるかを確認している。
◆ 応募者の能力や現職での評価を高く見ているからこそ、「今の会社でも十分に活躍できるのではないか」と考えた
社長さんの誠実さが出たのかもしれません。自社に採用することだけでなく、応募者本人にとって最善の選択かどうかを真剣に考えた上で問いかけた。
◆ 応募者の志望度を確認するため
「それでも当社に入社したい理由は何か」を引き出し、転職への意思や覚悟を確かめようとしている。
◆ 自社との適性や採用後の活躍のイメージに不安を感じて、「現職に残った方が良いのではないか」という考えを遠回しに伝えた。
この発言だけで採用・不採用を判断することは難しく、その後の質問内容や面接全体の雰囲気を踏まえて解釈する必要があります。
この社長さんの言葉は否定的な意味とは限らず、転職理由の妥当性や志望度、将来のキャリアとの整合性を確認するための見極めの質問だった可能性が高いのではと思います。
これは私たちの仕事において、とても大切な視点だと思っています。
”転職していただく”ということの一方通行ではなく、”現職に残る”という選択肢も含めたアドバイスができるように精進です。
今週もたくさんの方々とお話をさせていただければ嬉しいです。

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