入社への熱意|役員面接のポイントVOL.1


さて、だいぶ前の記事になりますが、

役員面接では何に注意したらいいですか?

というQ&Aを覚えていますか?

[Q]面接が順調に進み、いよいよ最終の役員(社長)面接になりましたが、どのような点に注意すればいいでしょうか?
[A]役員面接というのは、会社ごとにその位置づけは異なります。事前のリサーチと準備をしっかりしましょう。
※※詳細はリンク先をご覧ください。※※

役員面接の位置づけは、会社の規模や職務権限、応募している職種や職位などで違いが出てくるということでした。

今回は、もう少し別の視点から「役員面接」を掘り下げ、3回シリーズで掲載します。

「この人材を欲しい」と感じる経営者の心の琴線

最終(役員)面接の位置付けを上記のQ&Aで記載していますが、今回は実際のポイントをいくつかご紹介します。

No12で最終(役員)面接は、「単なる顔合わせ」か、「厳しい選考」かのどちらかであると書きました。
これを別の視点で表せば、1次2次面接は、主に経験やスキル面で「合わない・足りない人材をふるい落とす」選考であるのに対し、最終面接は、主に人間性や姿勢に重点を置き「本当に欲しい人材を見極める」選考であると言えると思います。

ただし、「この人材を欲しい」と思う、心の琴線の種類は経営者それぞれによって様々です。

たくさんの面接に立会い、経営はの方とお付き合いさせていただいた中で感じたのは、主に3つの傾向があるということです。

入社への熱意を伝える

(1)ある経営者にとっては「入社への熱意」かもしれません。

この場合には、「志望動機」について切々と伝える言葉が必要になると思います。

表向きの言葉、例えば「成長性を感じています」や「社会貢献の出来る仕事だと思います」などでは恐らく経営者の心には何も響かないでしょう。

自分の今までの社会人の経験、転職する理由、そしてその会社へ入社することの意義、貢献出来ること、などが一つのストーリーになっていないとベテランの経営者の方にはすぐ見破られてボロが出ると思います。作ったストーリーでは熱意は伝わらないと思います。

そのためには自己分析をしっかりして、真実をベースにどうやったら熱意が伝わるかの準備をしてください。自分がその会社でイキイキと働く姿を経営者に想像してもらうことが大切です。

もちろん、企業や業界研究も忘れずに。「随分と詳しくウチのことを調べたんだね~?」と社長に言わせたら成功です。

次回は(2)人としての品性や器について述べます。

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