品性と器|役員面接のポイントVOL.2

前回の役員面接のポイントVOL.1では、「『人材を欲しい!』と思う経営者の心の琴線の種類は、その経営者それぞれによって様々です」ということでした。

そして経営者の3つの傾向その(1)が、「入社への熱意」でした。

今回は2つめの傾向についてです。

人としての品性や器

ある経営者にとっては、『人材を欲しい!』と思う経営者の心の琴線は「人としての品性や器」かもしれません。

面接が終わって、、、

「1時間雑談で終わりました。」

「社長が最初から表情が厳しくて、あまり喋ってくれませんでした。」

これは、実際に最終面接であった話です。

応募者にとっては、この社長さんの反応が、

「単なる顔合わせ」

なのか、

「採用する気がないため」

なのか、大いに悩むところですよね。

しかし、終始和やかに終わったと思った前者で「不合格」、汗ビッショリの後者で「合格」もあるのが現実です。

「人間性」や「対応力」を知るための役員面接

どうしてこのような結果になるのでしょう。

これは両方に共通して言えますが、「人間性」や「対応力」を知るための面接だと考えられると思います。

前者は、

  • フレンドリーな中でどのような話題をもって会話ができる人物か?
  • 素の自分を出せる人物か?
  • 調子にのって礼節を欠かない人物か? 

など。

逆に後者は、

  • 緊張する場面でプレッシャーに強い人物か?
  • 自分から歩み寄れる人物か?
  • 経営陣にも物怖じしない人物か?

などです。

まとめ

いずれにしても、面接は型どおりで実施されるものだと思い込まず、今回紹介したようなパターンも想定しておきましょう。

次回のVOL.3で最終回です。ある経営者にとっては心の金銭にふれるのが「仕事への姿勢」、「スキルの高さ」かもしれないということについて。

他にもテクニック的なポイントもアップしますので是非御覧ください。

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