2017/11/18
仕事への姿勢とスキルの高さ|役員面接のポイントVOL.3(最終回)
『役員面接のポイント』の最終回です。
本シリーズでは、役員面接でのポイント、「人材を欲しい!」と思う経営者の心の琴線の種類を3つに分けて説明しています。
(1)は、入社への熱意でした。(2)は、人としての品性や器でした。
そして最後は、(3)ある経営者にとっては「仕事への姿勢、スキルの高さ」かもしれません。
重要視される仕事への姿勢とスキルの高さ
上記にあげた、(1)、(2)よりもこれを重要視する場面も多く見られます。
具体的に言えば、技術者の社長が、技術者を採用する場合に、コミュニケーション下手でも、
- 技術力が高い人がいい!
- 新技術への探究心が強い人がいい!
あるいは、営業不振に陥っている会社では、多少のハレーションは起こすとしても、
- 部下を引っ張っていって壁を突破できる強引さをもった人物に魅力を感じる。
など、いわゆる優等生よりも尖った人物を経営者が求める場合です。この場合は、相手にどんな風に見えるかなどはあまり考えないでいいでしょう。
ご自身の得意とする分野に関して、自信を持って伝える事に集中してください。それが経営はのツボにはまっていれば、面接は踊ることでしょう。
人事に面接の傾向を聞くのはご法度ではない
他にも経営者の選択の視点はあろうかと思いますが、いずれにしても、実際の面接で柔軟に空気を読むことはもちろん、事前に社長の人物タイプや最終面接の傾向をエージェントもしくは当該企業の人事の方に聞いておくことが重要です。
人事の方に聞くのは決してご法度ではありません。人事の方も、最終面接に進めた以上は内定を願っています。
役員面接のテクニック
その他、テクニック的なポイントを、以下に箇条書きでご紹介しておきます。
- とにもかくにも「礼儀正しい挨拶」「身だしなみ」「笑顔」は重要!
→ ご年配の経営者の方なら尚更です! - 結論を最初に話してから説明を!1つ1つの話は3分以内にとどめる。
→ 経営者は得てしてセッカチです。短いメッセージでインパクトを強くしましょう。 - 相手に話をさせたら勝ち!
→ 経営者は喋りたがりです。気持よく喋らせる聞き役の意識も大切に。 - 面接の最後は一番積極的にPR!
→ 最後が肝心!最後の印象は心に残ります。
役員面接のポイントまとめ
以上、「役員面接のポイント」でした。
「当然だよ」と思うことも、「えーー?そうなんだ・・・」と感じることもあると思います。
より、自分らしさを伝えるためにも、日頃からの準備、心の準備をしっかりやって面接に臨みたいですね。

