自分らしさを取り戻して臨んだ転職

Kさん(53歳)  AGM/住まいづくりカンパニー

異業種へのチャレンジ

私は、新卒で旅行会社に4年間勤務したのち、22年間、金融系企業に勤務してきました。

入社当初は営業部門に配属されましたが、組織拡大のタイミングで人事部門へ異動となってからは、18年間人事部部門にてベンチャーから上場フェーズへ向かう激動の中で多様な業務にがむしゃらにチャレンジし、やり甲斐のある日々を過ごしてきました。

ふと、転職を意識するようになったのは、50歳の節目を迎えた頃です。

職場に不満があったわけではありませんが、職業人生の集大成として、残りの職業人生においては、新たな環境でこれまでとは違った視点から刺激や成長を得たいと考えるようになり、転職活動の末、教育業界へ転職しました。

理想と現実のギャップ、そして決断

いざ転職したものの、新しい職場での日々は、私の想像とは大きく異なるものでした。

もちろん、環境の変化に伴い、自身の努力で乗り越えるべきことがあるのは覚悟していました。

しかし、実際に働く中で、組織の風土や役割分担、コミュニケーションの面に難しさを感じる場面があり、そうした課題に向き合う中で、それを自分一人の力で本質的に変えていくことには限界を感じました。

入社して1年足らずの退職は心苦しい決断でしたが、無理を重ねて心身に影響が出る前に、そこから離れる選択をしました。

自分らしさ

その頃は、早期離職による挫折感で一気に自信を失っていたため、新たな転職活動には消極的になっていました。

そんな中でお声掛けくださったのが、オフ・ビートの北田さんでした。
北田さんは転職先企業を紹介してくださる前に、根気強く私のこれまでの経緯や思いを汲み取り、まずは転職活動に対して前向きな気持ちを取り戻させてくださいました。

そこが私にとって非常に大きな転機となりました。

応募書類の作成支援や面談前後のアドバイス、フォローも丁寧に行っていただきました。そして、最後にはいつも 「自然体で、自分らしさをそのまま出してください!」 と、後押しくださいました。

その言葉のおかげで、自分を取り繕う気持ちを捨てて、素の自分で面接に臨む事ができ、無事に内定をいただくことができました。

内定後の企業様との面談では、会社について丁寧に説明をいただき、お話を通じて従業員を大切されている姿勢に、よりいっそう魅力を感じました。安心して、前向きに入社を決めることができました。

ポジションや給与ももちろん大切ですが、今の私にとって最も重要だったのは、「フィーリング」——すなわち、その場所で自分らしく働けるイメージが持てるかどうかでした。

これから転職を考える方へ伝えたいこと

入社後、短期間での退職はできる限り避けた方が良いとは思いますが、環境がどうしても合わないと感じる場合は、自分を追い詰めてまで無理をする必要はないと思います。

事実は受けとめつつ、しっかり自己分析を行うことで、新たな道を見つけることは十分可能です。

ちなみに北田さんは、応募者の不足している点よりも、その人が活かせる長所をしっかりと見極めて企業様につないでくださるので、とても心強い存在です。

転職活動では、一人ではなかなか自分を客観視できません。だからこそ、自分の「フィーリング」に合うエージェントに出会えるかどうかで、結果や満足度は大きく変わると思います。

このたびは、素晴らしいご縁をつないでいただき、本当にありがとうございました。

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コンサルタントのコメント

スタートアップから東証プライム企業になるまでの激動の経験と、企業風土に跳ね返された苦い経験。
どちらも、Kさんにとっては修羅場だったかもしれません。でもそれは、誰もが経験できることではない、これからのキャリアのプラスになる貴重な経験だと思います。
Kさんの会話の端々に感じる誠実さや優しさも合わせて、転職先での挑戦を応援しています!

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