転職は様々なチャレンジ|前へ!

Sさん(54歳)生産技術マネージャー/部材メーカー

 

14年間勤務した化学会社から平成10年に建材製造会社に転じ、18年半経ちましたが、2度目の転職活動は、54歳のほぼ1年間にわたる取り組みとなりました。 

転職活動を始めた当初は、転職で何を目指すのか、転職の動機は何であったのか、正当か、といったことを、あらためて自身に問いながら、経験や専門分野を生かして、どんな会社でどんな職務に就くべきか、といったことを模索しながらの活動でした。

転職の意義は「多くの人を幸せにする」

 
転職の方向性をある程度定めた時期に、娘が結婚のため、勤めていた銀行を退職することになりました。 
退職に伴い、職場の多くの人から、ありがたい言葉を頂きましたが、支店長からは、『さまざまな人に配慮し、職場の良きバランサーであった』といった手紙を娘宛てに頂きました。 

この手紙により、私は今回の転職にあたり、『多くの人を幸せにする』ということを、意義のひとつとすることと致しました。

そんな中、オフ・ビートの北田様から求人の案内を頂きました。 

紹介頂いた会社は、自宅から通勤することはできないものの、週末も含め、何かあればすぐに自宅に戻ることができる勤務先で、家族を幸せにすることを実現できるものでした。

一方、この求人案件の職務ですが、転職活動では、ここ数年間携わってきた、工場のマネジメントを中心とした職務を視野に入れて取り組んできましたが、紹介頂いた案件は、経験が乏しい分野であったものの、かつて目指してきた生産技術の職務を中心に、さまざまな課題解決がミッションとして待ち構えているものでした。 

前へ!

ここで私は、若い頃の志を思い起こすとともに、北田様のアグレッシブさに感化されたことも相まって、あらためて今後の自身のあり方を考えさせられ、身の丈に収まる、自身の努力により臨むことができる『挑戦』と判断し、応募することと致しました。

『前へ!』

・・・かつての明治大学ラグビー部 北島監督の言葉が、今回の転職活動にあたって、目指すべきものであったと、あらためて考えています。

昨年、ラグビーワールドカップで日本代表が強豪国を破り、大きな感動を味わったのは、記憶に新しいところですが、ラグビーは、パスのたびに自らの立ち位置を後退させながらも、常にゴールラインに向かいながらトライを目指すために局面を打開しようと展開しています。

年収が下がり、これまで培ってきたことの一部を捨てることになるのは、18年前の転職も同様でしたが、前へ進むために局面を打開し、大きく前進するとともに、会社では、私ができるさまざまなことを提供し、職場をはじめ、関係した人を幸せにしてきたことを、先日、退職の意向を伝えた上司とも確認しました。

新たな壁がタックルにかかってくると思いますが、ひと昔前は定年であった55歳になろうとしている今、再びトライを目指して前へ進み、新天地での取り組みを通じて、多くの人を幸せにしていくことを、会社生活の集大成として取り組んでいこうと思っています。

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コンサルタントのコメント

僕がこの企業さんを提案させていただいた時、即答ではなく「じっくり考える時間が欲しい・・」とおっしゃっていたのが印象的でした。 ご家族のこと、ご自身のこれからのこと、しっかり考えなくてはならないことがたくさんあったと思います。

新卒で入った会社で転勤してまでも新規事業立上げに挑戦したこと、ライバル会社に転職してレベルの高い課題に挑戦したこと、等を今一度思い出して、分野が若干異なりますが、新しい勤務先でもおもいっきり挑戦して頂ければ嬉しいです。応援しています!!!

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