”キャリアチェンジ”の苦労と強み。

Wさん(35歳) 営業/製薬系ITベンチャー

東京でチャレンジしたい!

新卒で東京で働いていましたが、難病の母親の介護を手伝うために帰郷したのが約7年前。

今年、その母が他界し、地元にとどまる理由も無くなり、改めて東京でチャレンジしたいと思い転職活動を始めたのがきっかけでした。

今後のキャリアの模索

転職活動をはじめて、悩んだのが、今後の自分のキャリアの方向性でした。

というのも、東京で働いていた時はIT企業で営業部に配属されていましたが、帰郷をする際に、難病の家族をもつ立場から新薬開発に関わる仕事がしたいと考え、新薬開発の事務局の仕事をする会社に転職しました。

つまり、今回は”IT営業”から”新薬開発の事務局”とキャリアを180度転換させた「次」の転職でした。
なので私自身も、次の職の方向性はなかなか定まりませんでした。

キャリアのたな卸しを進めるなかで、自分のどの様な強みを企業で活かせるのか考えるのが大変でした。

IT営業の経験を活かした仕事をするには7年のブランクがあり、企業からすると即戦力とは扱われにくい。そこを面接でよく問われました。
どんなに口先で上手く面接で切り返したとしても、直近で営業をされていた別の候補者と比較された場合に見劣りする状況によく出くわしました。

また、現職の新薬開発の事務局のキャリアを延ばす方向で職を探す際には、「自身のこれまでに培った能力を全て活かしきれない」という葛藤がありました。

東京に戻るからには、これまでと同じ仕事ではなく、これまで以上の仕事をしたいと考えていました。

両方のキャリアを活かす道へ。

そんな悩みを抱えた中で転職活動をするなか、オフ・ビートの北田さんに求人を紹介していただきました。

その会社はIT企業であって営業職の募集でした。
また、商材として新薬開発の基幹となるソフトウェアを扱っていました。

『IT、営業、新薬開発』

私のこれまでのキャリア全てを、その会社に活かす事が出来そうだという点ですぐに応募を致しました。

面接でも、企業の目指す方向性やビジネスに秘める可能性が伝わり、またこれから大きな成長を目指す会社の中で、自信のこれまでのキャリアを全て活かせるという事に大きな魅力を感じて入社を決めました。

目先のキャリアだけではない!

色々な求人を見る中で、いま世の中で求められているビジネスパーソンの能力というものが良く分かりました。そして、現在の自分に足りていない部分も非常に明確に見えましたが、裏を返せば、そこを克服したらより大きく活躍ができるのだなと前向きにとらえています。

現在は後任への引継ぎに忙しい毎日ですが、合間の時間で自己研鑽のために新しい勉強を開始しました。

目先のキャリアだけでなく、人生を大きくとらえて前進するためのモチベーションをこの転職活動で得られたと思います。

キャリアコンサルタントとは・・・。

今回の転職活動を通じて、多くのキャリアコンサルタントさんにバックアップを頂きました。
ただ、私が思う、”自身のキャリアの魅力”に共感頂けたコンサルタントさんとは、なかなか出会うことができませんでした。

どういうことかというと、キャリアコンサルタントさんは、私の「IT営業マンとしてのキャリア」と「新薬開発事務局のキャリア」を別々に捉えてポジションを提案頂くケースがほとんどでした。

そんな中、オフ・ビートの北田さんだけが、私の全てのキャリアを活かせるポジションを提案して下さいました。

転職活動は様々なタイミングも重要かと思います。
よく言われる、”縁”という一言で片付けていいとも思いませんが、今回の転職活動においては、北田さんに一番良いタイミングでお声かけ頂いたことに感謝しております。

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コンサルタントのコメント

前回の転職が家族の介護のためではありながら、キャリアチェンジした業界での仕事を向上心持ってしっかりやってきたことが、今回のご縁に 繋がったと思います。 新しいお仕事でも、向上心を忘れず、さらにレベルの高い仕事に挑戦して頂ければ嬉しいです。応援しています。

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