2020/01/17
定年後の転職|このままでいいいのか?
Dさん(61歳) 監査役/福祉事業ベンチャー
定年目前の迷い
以前からセカンドライフ設計を少しずつ考え始めていましたが、その時は転職ということまで考えず、定年後は現在の役職のまま再雇用可能な2年間を働こうと考えていました。
子供も独立し家庭をもっていることから、給料は半減するものの、その後の自分たちの生活に大きな支障もないので、それでいいと妻とも話していました。
しかし、いざ定年が目の前になったとき、その考えに迷いが生じてきました。
「まだまだ気力・体力が十分あるのにこのままでいいのか。」
特に情熱を注げる趣味や特技もないので、2年後には無為な日々を送り、挙句はボケ老人まっしぐらの人生が待ち受けている。
そう思うと焦りが生じてきましたが、これまで転職経験がないこともあり、なかなか踏ん切れないままモヤモヤとしていました。
背水の陣
そして、1月にとうとう定年の日を迎えてしまいましたが、これまで培ったスキルや知識をどこかで活かしたいという思いが日に日に高まり、やっと6月に転職サイトに登録することを決断しました。
高齢の転職は容易ではないと考えていましたので、焦らず転職活動しようと考えていたところ、運よく7月に案件のご紹介があり、2件面接を受けることにしました。しかしながら、いずれも退職のタイミングが合わず残念ながら見送りになってしまいました。タイミングは大事です。
私の現職は部門長という職責のため、急な退職は会社に迷惑をかけてしまうことになると思ったので、決断できませんでした。
そのことから、再雇用を1年で終了するということを予め会社に伝えておくことにしました。
一度定年退職しているので他の方から見れば気楽かもしれませんが、ある意味”背水の陣”ですね。
妻は、「1年辛抱すれば楽なのに。」と、あまり納得していないようでしたが、なんとか説得しました。
何社か面接を受けてみて
10月から11月にかけていくつかの案件を紹介いただきました。その中から1社、面白そうなベンチャー企業の面接を受けることにしました。
人事部長、管理部門責任者、経営者の方々、都合4回の面接を受けました。
結果、すべて合格ラインに達しはしたのですが、後からの候補者との最終検討となり、再度最終面接の要請がありました。しかし、業務の都合でどうしても日程が合わず残念な結果となってしまいました。本当に行きたいと思ったらよく考える必要がありますね。
ベンチャー企業へ!
そのような中、北田さんにお会いする機会を得ることができました。
ご面談いただいた際には転職に関するいろいろな情報やアドバイスをいただきとても参考になりました。今回の転職先は、北田さんからご紹介いただいたベンチャー企業です。
人生100年時代。長く楽しく生きるには何より健康が大事です。ご紹介いただいた企業は、高齢社会に大きく貢献する企業です。私もそこに微力ながら参加しお手伝いしたいと思いました。
実は、北田さんにご紹介いただいたのは、通勤事情(電車で約2時間)からお断りさせていただいた案件でした。
でも、北田さんから「自動車通勤している人もいるよ」とお聞きし、調べてみると何と40分くらい(高速使いますが)で行けるではないですか。
そこで北田さんにご連絡すると、すぐに先方を訪問していただき、その日に内容をお聞きすることができました。
お陰様で失業期間もなく転職することができました。
北田さん、ありがとうございました。


コンサルタントのコメント
定年、再雇用、転職、etc 同年代の方なら誰もが悩むこと。
どうい選択をするのか?も人それぞれ。そんなタイミングで何度もお会いしてお話する機会を頂き、ありがとうございました。
事前に企業/業界研究もしっかりして頂いていたようで、面接のステップもスムーズに進むことができました。
色々課題も多い業界ではありますが、是非ともお力を発揮頂き、事業拡大に貢献して頂けると嬉しいです。応援しています。