60歳の転職|このまま終わってたまるか。

Bさん(60歳)研究開発/産業用部材メーカー

 
電子部品メーカーを25年間、機械部品メーカーに12年間勤務し、12月で60歳定年を迎えます。

転職の動機

半年前から、これまでの会社の経験や実績が本当に悔いのないものだったのか自問自答する日々が続きました。

また、日々の生活において、何かしらの費用がかかる昨今、継続雇用されるとはいえ、これからの生活の蓄えは大丈夫かなどの不安がありました。

この中でも、転職の一番の動機となったのは、65歳までつつがなく過すことへの抵抗と、なんとも言えない閉塞感でした。俗っぽい表現で言えば、「このまま終わってたまるか。」という事でしょうか。

そこで、もう一度、自分の価値を世に問い希望を叶える機会を得るために転職を決意し、いくつかの転職サイトに登録をしました。

苦戦した転職活動

年齢が高いため、そう簡単ではないと予想しておりましたので、登録するだけでなく何人かの転職エージェントとお会いして、自分の希望する条件や内容について、話し合いを行いました。

それを基に、希望の会社を紹介していただき応募するのですが、予想通り大企業が多く、当然定年間近の人を選ぶわけもなく、これでは書類審査の段階で通過が難しく、何のための話し合いだったのかとの憤りを感じ、これまでの希望内容や年収などを再検討することを考えておりました。

そのような状況の中、転職サイトを通じて北田様より、希望に沿った企業様の紹介をいただきました。何度かお会いする中で、北田様の親身な態度と北田様を信頼して採用を依頼している企業様の顔が分かるようになり、面接をお願いすることにしました。

採用

面接は、一次、二次と行われ、企業様の現在の課題や今後の新しい展開への考え方について話し合われました。その中で、自分の経験や実績がとても役に立ちそうなことが明確になり、円満な雰囲気の中で、面接が行われたと思います。

しかし、あくまで候補の一人でもあるので、円満だったからといって、更に、優れた方がいらっしゃれば、それまでです。私も、次の準備に向けて、応募書類の見直しや面接での反省点について、検討しておりました。そのような中、無事に内定の連絡をいただき安堵した次第です。

転職活動を振り返って

転職1回目では、子供がまだ学生だったため自分の希望より企業の安定性や年収を優先していましたが、今回の転職は、「自分のやりたいことができる企業へ」と固く誓って、転職活動を行いました。

結果として、年齢的なこともあり苦戦はしましたが、挑戦する中で、自分の目標や課題が明確になり自分自身の成長にもつながりました。

これから、気力も体力もある中で定年を迎える方が多く輩出されると思います。また、生活環境の変化により、まだまだ、頑張らないといけないという方も多いと思います。

しかし、そのような方たちが、必ずしも活躍の場に恵まれているとは言えません。今後、北田様のような心が通じあえるエージェントの方とよく話し合われて、一度や二度の失敗に挫けず挑戦していただきたいと思います。

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コンサルタントのコメント

60歳という年齢での転職。顧問や嘱託ではなく、正社員としてさらに上を目指せる仕事・会社を選んだBさんの強い想いを感じました。 転職先の企業は、若い社員が多いので、彼らのエネルギーとBさんの経験をうまくミックスして頂いて、是非頑張って頂ければ嬉しいです。応援しています。

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