2019/04/09
意外なアプローチで転職|この会社のデジタルマーケティングならあの人!
Sさん(40歳)ダイレクトマーケティング/食品メーカー
転職活動をはじめたきっかけですが、現職場は居心地が良く、順調にステップアップしてきましたが、ある時から仕事に物足りなさを感じるようになってしまい、転職活動を始めました。事業会社でのデジタルマーケティング関連職を希望し、その道でステップアップを希望していました。
転職活動は長期に。
妻子を養う責任があることを常に考えながら活動しました。
仕事を続けながら、限られた時間での転職活動でしたが、慌てず、自己分析や履歴の棚卸、実績の数値整理に時間をかけ、一社一社慎重に進めました。
良い求人情報が入った時だけ応募していたので、活動は断続的でしたし、選考が進んでも自分が“違う”と思ったら断っていたため、転職活動は長期(2~3年)に及びました。
現職で安定していたので、慌てて転職することはありませんでしたが、世の中のスピード感に取り残されないか、機を逃すのではないかと不安になることがありました。
意外だったいくつかのこと。
北田さんから「求人要項はないが、役員さんと会って話を聞いてみないか」と声をかけられたことは意外でした。
いくつかのエージェントを利用していましたが、初めての事で、怪しい求人なのかなと多少疑いもありました(北田さん、すみません。。。)が、今までのやり方では合致する企業と出会えなかったこともあり、経験と思って会ってみることにしました。(今思えば、いわゆるオープンポジションだったのかな)
北田さんとの面談は、ざっくばらんで気楽に情報交換できる場であったことも意外でした。
一方で、鋭い指摘もいただきました。
特に、転職回数が多いことに対する説明として、北田さんから「立派に話をするのではなく、ありのままで話した方がいい」とアドバイス頂いたこと。
別のエージェントからは、転職回数が多い場合、いかにストーリーをもって話せるかが大事だと言われていたが、北田さんのアドバイスにハッとさせられました。
結果、気持ちが楽になって、素直に話せるようになりました。
企業採用担当者との面接も、これまでの採用面接とは全く違う雰囲気でした。
面接というよりも、情報交換あるいは企業側からの相談というような雰囲気で、とても新鮮でした。事前のアドバイスのおかげもあり、とてもリラックスして、自分らしくお話しできたのではないかなと思います。
本当にやりたいことは何なのか?
現職場が嫌いなわけではなかったので、自分のやりたい事は転職しなければできないことなのか、自分が本当にやりたいことは何なのか、どんな人生を歩みたいのか、何度も自問自答しました。
最終的には、家族の後押しもあり、新たな職場でのチャレンジをすることに決めました。
転職を決めた理由。
転職を決めた理由は社長の人柄に共感したからです。
社長との面接で、社長のビジョンであったり、社員に対して「人が喜ぶ仕事をしなさい」と呼びかけ
ている点に共感しました。
社長が腕時計にAppleWatchを使っていたので、「健康管理ですか?」と問いかけると、「新しいことを常に体験していたいから」と答えていただいた点に、言葉だけではなく行動できる人だと感じました。
他、職場、就労条件、職務内容、ポジションなど、多くの点で希望と合致していたことも理由の一つです。
振り返ると・・・。
振り返ってみると今回の転職は以前とは違う点がありました。以前は求人企業へ自分から応募していましたが、今回は北田さんから声をかけていただいたこと。
それから、採用面接がいわゆる面接っぽくない、自然な対話形式の面接であったことです。
長い転職活動の間に、家族は自分の志向や考え方について理解してくれていたので、快くOKをもらいました。
デジタルマーケティングならあの人!
入社にあたっては、新しい職場から、即戦力としての期待を持たれていると感じる一方で、新人として謙虚かつ貪欲に会社の事を学んでいかなければならないと考えています。
仕事で成果を挙げるためには、周囲からの協力が不可欠です。なので、新しい職場からの信用信頼を得られるように、できるだけ多くの人と接しながら、丁寧に関係を作っていこうと思います。
とはいえ、北田さんからアドバイスをいただいたように、真面目で頑張り過ぎてしまう点に気をつけつつ、自然体で職務に臨みたいと思います。
そして、いずれは、この会社のデジタルマーケティングなら、あの人と言われるようになって、セミナーなどにも講師として呼ばれるようになりたい! と思っています。
最後に。
これから転職活動を始める方へ。
転職活動で大事だと思うことは、自分に素直に向き合うこと。
実績やスキルを売り込むことは大事ですが、最後は人間力なのかもしれません。
コンサルタントのコメント
求人企業の社長さんから、「北田さん、こんな人いないかな?」と相談を受けたことから始まったので、Sさんにお話した時は、具体的な仕事内容、ポジション、条件等、決まっておらず、面談を進めながら、少しずつ具体的になって行くことに戸惑われたかもしれませんが、見事にご対応頂き、感謝しております。
面談でご自身のキャリアについてのお考えを質問された時に、「いずれは、この会社のデジタルマーケティングなら、あの人と 言われるようになりたい!」とおっしゃったことが、今も心に残っています。