転職について何も知らない。

Xさん(49歳) 開発エンジニア/IoTベンチャー

転職を思い初む

転職を意識し始めたのは、2年前でした。まだ誰もマスクを付けていない頃です。
今から4年前に、勤めている企業が親会社からファンドへ売却。半分は解雇。それでも9割以上が妖精さんという幻想的な職場でした。
それから2年で「見るべき程のことをば見つ」、転職を考え始めました。

大手エージェントに頼った事

以前に名刺を頂戴していた大手を頼りました。
有名優良企業の夢のような案件ばかりを数十件提案され、2件を除き撃沈。

その後、有名グループ企業で内定。
ここは経営が安定している上に、年齢差別をせず能力のみで判断するという大きな美点の反面、中堅の労働負荷が重く、多少出入りが激しく、いつも募集があって、入りやすい事で有名です。

しかし、その内定企業のカルチャーは私の方向性や性質とは正反対で、家族の反対もあり、しかし、焦りのようなものもあり、板挟みで硬直。

考えの行き詰まりをオフ・ビートさんに相談する

オフ・ビートさんにセカンドオピニオンとして有料相談をお願いしましたところ、ほとんど一言で私の行き詰まりの要所を的確に断ち切ってくださいました。(なお、相談料のお支払いは断られました。)

なぜ私は考えが行き詰まったか考えてみましたところ、先ず、何十件もの書類NGの後で、書類通過から内定まで至った事により、その内定を事実より大きく見てしまったという事。

次に、何十件も骨を折ってくれた担当者に対して、「承諾で恩返しをしないといけないのではないか」と考えてしまった事。

これらの偏った思い込みを一瞬で見抜かれたようです。

転職について何も知らない

しかし、行き詰まりの根本にあるのは「私は転職について何も知らない」という事実です。
プロフェッショナルに意見を訊きたくなったのは、その自覚が出来たからです。それも相談料をきちんと支払って、自分側の味方として相談したいと思いました。

転職では、辞める、就くという二つの大きな【決断】をすることになり、経験やデータは有るに超したことはなく、また、なにより重要なのは【考え方】です。
それはコンテンツとして巷に溢れていますが、読んでも知ったことになりません。知っても理解したことにならず、理解してもなかなか使えません。

海外であれば、幼稚園から、常に身の回りに見本、手本が居て、アドバイスも受けられ、常識として「考え方」を身につける事ができます。
しかし、高度成長期後半からの日本ではそれを完全に失伝しています。曰く、転職は悪、仕組みも行政もその前提で、組織人は半径50mの中での適応を旨とすべし。

いくら歳を取っても、転職に関してはよちよち歩きの童子も同然なのです。

大手のエージェントは、そういう童子の手を引いてくれて、転職まで導いてくれる有り難いプロフェッショナルです。しかし、その手引きの裏には大人の事情、ビジネスモデル上の都合があります。

それをよんで、我が利用すべきところを利用し、相手に利用されざるべきところを利用されず、自分の【考え方】で【決断】する事が出来れば、童子から中学生ぐらいにはなれると思いました。

ちゃんと自分の頭で考える為には「考え方」を学ぶ必要があるのです。
そしてオフ・ビートさんはそれを持っています。

良いタイミングで、北田さんから「相談にのれます」と言って頂きましたのは、2020年の大寒の頃でした。大人のレベルに達している人にはお見通しだったのでしょう。

転職決定

それから現在まで、北田さんから多くの【考え方】を学び、色々とお世話になった末に、転職を決めました。

今は退職寸前であり、就職の日を心待ちにしている状態ですが、上司や同僚数人から転職のことを続けて相談されて、答えを与えず【考え方】を伝えることが出来ています。

我々は、企業様を応援したいんです

2020年大寒のあの日に、私の悩みのいくつかに光が挿したかのように思えたものですから、北田さんに
「企業側ではなく、転職者側に立ったコンサルをやっては如何ですか」と申し上げたところ、にっこり笑って、「我々は企業様を応援したいんです」と。

しかしながら、結局、その両方をやってしまっているのですよ。それが北田さんのスゴイところです。

私はオフ・ビートさんに出会えるべく星回りが良かったわけで、たくさんを学ばさせて頂き、転職を決めました。
この選択を正解にするべく、これから努力して参ります。

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コンサルタントのコメント

人がやりたくない仕事も、今まで経験していない仕事も、そこまでやるか!?と思えることも、果敢に挑戦し、ご自身の腕っぷしを上げてこられた方です。
どちらかというと縁の下の力持ちだったと思いますが、これからは事業の先頭でグイグイ引っ張っていく姿を見たいと思います。
転職をキッカケに、仕事もプライベートもさらに充実させて行っていただければ嬉しいです。応援しています。

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