転職も失敗から学ぶ。

Zさん(42歳) 経理財務マネージャー/ITベンチャー

やりきった1社目

某メーカーに新卒入社し、最初の8年間は管理会計業務に従事していましたが、9年目には海外現地法人の立ち上げスタッフにアサインされ、5年間海外駐在をしてきました。

海外駐在時は、バックオフィス駐在員は自分1人しかおらず、今までやったことのない決算書作成、納税、内部統制、ERPシステム導入、更には総務人事系の業務も管掌範囲となり、はじめの2年間は週の半分は会社に泊まり込んで仕事に没頭していました。

5年間の海外駐在を終えて帰任しましたが、待っていたのは駐在前と同じ管理会計だけをひたすらやる業務、、、。

正直、会計全般を経験し、ひとつの会社を社長と二人三脚で回していた駐在時代に比べ、帰任してからの業務は非常に物足りなく感じました。駐在時代に味わった充実感、達成感が忘れられず、新しい世界で挑戦したいと思い、1度目の転職を決意しました。

大失敗の2社目

人生で初めての転職だったため、手探りでいろいろなエージェントとやり取りをし、何社も面接をし、最終的には多事業展開している某ベンチャーに決めました。

ベンチャーといっても上場会社水準の事業規模だったため、”大きな事業をベンチャーマインドで動かしていける!”と思い、非常に期待して入社しました。

ところが、入社してから分かったのですが、この会社はある意味、大企業よりも大企業気質でした。

古参の幹部が全く異動せず、新しいことをやろうとしても受け入れられず、ひたすら無為な資料作成をするだけの業務でした。

そんな生きる屍のような毎日を送っていたときに、北田さんから「久しぶり、元気?」という連絡をもらいました。

2度目の転職

北田さんとは1回目の転職活動のときにお世話になり、いろいろお話だけは伺いましたが、結局2社目は別のエージェント経由で決まり、転職しました。

そのくらいの間柄だったので、「何を話そうかなー?」と考えていましたが、北田さんに会うや否や、いろいろ一方的に現状に対する不満を言ってしまいました(後日、北田さんからは別人みたいと言われましたが笑)。

北田さんと話をしてわかったのですが、やはり私のような人は少なくないようでした。
その大きな要因のひとつが転職先についての知識、リサーチ不足のようでした。

これは1回目の転職活動のときから北田さんから聞いていたことなのですが、北田さんは会社の社長や取締役といった方達と直接話をして、その会社の問題の本質を把握してから採用活動をする、といったスタンスでいるようです。

そのため、紹介する会社については、表面的な情報ではなく、かなり詳細な実情、採用の背景を教えてくれるので、こちらとしては非常に具体的にイメージし易く、そのことが実際の面接にも役立ちました。

お蔭様で無事に2度目の転職活動を終えることが出来、現在は3社目の入社を非常に楽しみにしています。


自分一人で悩むよりも

転職活動をしていると、ありとあらゆる情報に錯乱させられ、また、何がやりたいのか、どういう仕事が向いているのか、待遇、将来性、こういったものも考えるようになり、結局のところ、何をどうしたら良いのか、最善なのかが分からないといった状態になる人が多いのでは?と思います。

友人、同僚などに相談する人も多いと思うのですが、同じく転職で悩んでいる人達とたくさん話をしてきたエージェントに相談してみるのもひとつの手です。

蛇の道は蛇ですし。

これは個人の好みですが、エージェントの中でも、北田さんのように、お客さん扱いせず、厳しいことでも親身に正直に言ってくれる人が僕は好きですし、合っていました。

そこでいろいろ話をしてみて、結果、転職に繋がらなかったとしても確実に視野は広がりますし、良い転職に繋がればそれに越したことはないのかな、と思います。

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コンサルタントのコメント

数年前に地方都市の駅前のホテルで何度かお会いしていたことを懐かしく思います。
再会したZさんは、自身の思いとは異なる転職先の現実にガッカリ、もっと仕事をガンガンやりたいという気持ちでウズウズしていたように思います。
その気持ちを転職先に思いっきりぶつけてもらって、事業の成長、IPO実現に貢献して頂けたら嬉しいです。

上手く&ガンガン! 応援しています!

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