働きがいへのチャレンジ-転職を振り返る-

Sさん(51歳)営業/ITソリューションサービス会社

動くタイミングは”今”

数年前、50歳を迎えるタイミングから、5年後10年後に自分がどんな仕事に携わっているのかをイメージすることが増えてきて、ただ当時は、今いる会社を飛び出して新たなチャレンジするということまでは想像していませんでした。

そして、転職に動くタイミングが、”今”ではないかと思えたのが、2023年の夏でした。

頭の柔軟性や、行動力が自分の長所ではあるものの、今いる会社の変革に、「(自分は)ついていけているのか」を悩んだのがきっかけでした。
そして、その大きな要因に、年齢的なところがあります。
50代となると、30代、40代とは違うステージに立っているのではないかと思います。
「人生100年時代」ではあるものの、今いる会社の中ではやはり60歳がひとつの区切りという思いがあります。

だから60歳までの時間を、自分自身にとっての【働き甲斐】にチャレンジできる環境に身をおきたいと考えるようになりました。

転職活動は甘くない。

自分にとっての【働き甲斐】とは何なのかを考える日々。
今までいくつかの業務にたずさわる中で、今、そして数年先の自分にとって何が重要なポイントなのかを自問自答し、感じたのは、やはり「お客様に接すること」が大切だということでした。

営業から販推部門を経験し、お客様の課題解決に携わることは自分にとっての喜びだと思い至ったので、その視点から自分の強みを活かした転職を考えました。

ソリューションに強みを持つ会社を数社ピックアップしてみたり、転職サイトに登録することで、何社にも応募申込みをしてみました。
しかし書類選考での結果「今回は見送りさせていただきます」という連絡にはだんだんと気持ちも萎えてきてしまいます。

それでも、何社かの転職エージェントの方々ともリモート面談を繰り返し、自分にとっての優先すべき事項を整理する時間が持てたことはよかったように思います。

考えを柔軟にしてみたら、、、。

ここ10年近くは、ソリューション販推に席を置いていたこともあり、ソリューションを取り扱うことへのこだわりもありましたが、もうすこし掘り下げれば、お客様が満足してくれることに満足感を得ていたのではないかと思い当たりました。
そう考えてみると、ソリューションへのこだわりがなくなり、お客様と自身が所属する会社の双方が【成長する(満足する)】ことに関われることが自分にとっての優先事項だと思うようになりました。

そして、もうひとつ、今まで携わってきた仕事の延長ではなく、自分にとって「チャレンジしてみたい」ワクワク感があるのか? ということも大切だと思いました。

自分自身を知ってもらいたい。

北田さんとの出会いはとても印象的でした。

ほかの転職エージェントの方々とは違い、私にとっては「素のままの自分」でご相談することができたように思います。
つまり、自分自身をよく見せようとするのではなく、”自分自身を知ってもらいたい”と思えたのです。

そして、北田さんに数社の候補をいただき、結果、面接まですすむことができました。

それまで書類選考での見送りがほとんどだったため、いざ企業との面接となると、とても緊張しましたが、面接前日もメールや電話で親身にサポートいただき当日を迎えることができました。
そして、面接終了後に北田さんにお電話したときの、「お疲れ様でした。」の一言にとてもホッとしたのを覚えています。

心配や不安の払拭

初回の面接には、常務執行役員も出席され、この面接のみで内定をいただくことになりました。

採用に時間を掛けないところもあるとは聞いていたものの、私の勝手なイメージでは、採用までのプロセスとして何段階かの面接があるような印象があったので、1回の面接だけではお互いの「ミスマッチ」もあるのではないかと心配になりました
そのことを北田さんに素直に相談したところ、採用窓口の人事部執行役員や配属先の責任者の方との面談をご調整いただき、内定をいただいた後に再度お話させていただく機会をいただくことができました。

再度訪問させていただいた面談では、会社の雰囲気であったり、期待されているところなども伺うことができ、入社後のイメージを深められたように思います。

話してみて、面接の回数が多ければいいわけではないことも理解できました。
ただ、入社後の具体的な仕事について確認しておきたいところもあり、お互いの思いや考えを会話できるタイミングが持てたことで、今回の転職への決断ができたように思います。

北田さんに私の心配や不安を汲み取っていただけたことや、先方の方々のお話にとても親近感を覚えることができ、どこに不安を感じ、何を聞きたかったのかということを相手に伝えることも大切だと感じました。

本当のチャレンジ

転職に対しての考えや思いは、人ぞれぞれ違うものだと思いますし、私のケースもその一つでしかありません。
ただ、今回の転職活動は自分にとっての大切な時間でもあったように思います。

自分自身を見つめなおすことができ、いままでのキャリアとこれからのキャリアを考えることができ、今は自分自身のリスタートに(なんとなく)ワクワクしております。

転職はいいことばかりではないし、成功が約束されているわけでもない。結果的にお互いのミスマッチということもあるでしょう。
それでも、現在は転職のハードルが低くなっている状況もあり、チャレンジしてみる価値もありそうに思います。

そして、私にとっては北田さんとの出会いが、転職に至るまでのかなりのウェイトを占めることになり、北田さんには大変感謝しております。

現時点では転職活動についての振り返りとなりますが、これからの転職先での仕事こそ、自分にとっての本当のチャレンジになります。
ミスマッチはミスマッチで受け入れ、自分にとっての優先事項である、『お客様と自身が所属する会社の双方が【成長する(満足する)】ことに関われること』に寄与していきたいと思っております。

最後に、この場をおかりして、北田さんに感謝申し上げます。親身にサポートいただき、ありがとうございました。

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コンサルタントのコメント

転職活動のご苦労話や転職を考えようとしていた経緯をザックバランに 本音でお話頂いたこと、お話の内容やリズムに若々しさとエネルギーを感じたこと、 現場目線をお持ちであると感じたこと、等、とても印象に残っています。 異文化の会社との吸収合併を経験されたとは言え、初めての転職ですので、 戸惑うこともあるかと思いますが、是非とも頑張って下さい。応援しています。 また何度も面談の機会を作ってくださった採用企業さんにも感謝致します。

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